ヴィーガンを狩る肉屋夫婦…ブラックコメディー『ヴィーガンズ・ハム』上陸
肉屋夫婦のヴィーガン狩りを描くブラックコメディー『ヴィーガンズ・ハム』が、10月から東京をはじめ5都市6劇場で開催される「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022」で上映される。
『ヴィーガンズ・ハム』は、コメディアン出身のファブリス・エブエが監督と主演を兼ねたフランス発のホラーコメディー。結婚30年のヴィンセントとソフィーはすっかり倦怠期に陥り、家業である肉屋の経営も厳しい。ある日、店がヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の一人を殺してしまう。死体処理に困ったヴィンセントはハムに加工するが、ソフィーの勘違いで店頭に出すと図らずも人気商品に……という仰天のストーリー。戦慄の人狩りと夫婦愛を両立させた不謹慎な笑いが詰まった作品だという。
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、スペイン・バルセロナ近郊で毎年開催されるシッチェス映画祭で上映された作品の中から、厳選した作品を日本で上映する映画祭。今年で9回目となり、東京はヒューマントラストシネマ渋谷(10月21日~11月10日)、池袋HUMAXシネマズ(10月21日~11月3日)での開催が決定。ほか、名古屋のシネマスコーレ(11月)、大阪のシネ・リーブル梅田(10月28日~11月17日)、京都のアップリンク京都(11月4日~17日)、兵庫のCinemaKOBE(11月5日~25日)でも行われる。
ラインナップは全6作品。『ヴィーガンズ・ハム』のほか、ロードホラー『パラミドロ』、カルト集団に追われる母子の逃亡劇『呪われた息子の母 ローラ』、ゾンビが栄養源の世紀末バイオレンスアクション『ゾンビ・サステナブル』、絶叫ホラー『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』、究極の二択を描くホラーコメディー『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』が上映される。(清水一)