『HiGH&LOW THE WORST X』リピーター続出&副音声コメンタリー上映も話題
公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』の「副音声コメンタリー上映」が9月23日より全国の劇場で実施され、盛り上がりを見せている。
本作は、『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(「高」は「はしごだか」が正式な表記)のコミック「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品『HiGH&LOW THE WORST』(2019)の続編となる作品。9月9日の公開から3週経つも、「同じ映画を10回観たのは初めて……そしてまだまだ観たい」「何周しても楽しいし新たな発見があるし、何回観ても須嵜亮お前」「ザワクロ、回数みればみるほど天下井須嵜の視線の演技がやばすぎる」と沼にハマり、10回以上リピートし続ける猛者も多数いるようだ。
「副音声コメンタリー上映」では、鬼邪高の頭をはる花岡楓士雄役の川村壱馬(THE RAMPAGE)、楓士雄の親友・高城司役の吉野北人(THE RAMPAGE)、轟洋介役の前田公輝、敵対する瀬ノ門工業の頭・天下井公平役の三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)が、撮影時の裏話を語っている。
コメンタリー用に改めて本編を観た三山は、傍若無人な振舞を続ける天下井に対し「映画を観るまでは、天下井には天下井なりの道理があって動いていると思い演じていたけど、いざ冷静に映画を見ると自分(天下井)の知らないところで多くの人が傷つけられていて普通にヤバいなって……」と自身が演じたキャラクターを回顧。天下井が非道な振舞を重ねる度に「ごめんなさい……」と謝罪を挟む一幕も。
さらに、どんな激しいアクションをしても壊れない轟のメガネに関して、「轟の眼鏡はフレームもガラス部分もぐにゃぐにゃだから割れない」とお金持ちの轟ならではのエピソードが前田から明かされ、中本悠太(NCT 127・YUTA)演じる須嵜の顔のアップが映った瞬間には、思わず「悠太、綺麗……」とこぼす。
また、「(佐藤)流司くんのここ好き!」と急にテンションが上がる川村や、轟の登場シーンで「まず観ましょう」とコメンタリーなのに真剣に見入る吉野、瀬ノ門の生徒の「池の水でも飲んでろ」というセリフに急に全員ツボに入ってしまうなど、キャスト陣の和気あいあいとしたコメント、ファン垂涎の撮影秘話連発で、耳まで楽しい上映となっている。
コメンタリー上映を体験した観客は「4名の楽しいキャストと一緒に映画が観れるという新体験」「映画館で笑ってはいけないザワクロを強制執行される」「主に凌輝さんが原因で笑いをこらえるのが大変だった……」などキャスト陣が織りなすトークに大満足の様子で、「(司を)ボコっているのはリフトアップ、腸活」「Cソーダの味は覚えていない」などここでしか聞けないパワーワードもたくさん誕生している。(編集部・梅山富美子)