遠藤憲一、戦友・岡田将生主演「ザ・トラベルナース」でナレーション担当
俳優の遠藤憲一が、「ドクターX」の中園ミホが脚本を手掛け、岡田将生と中井貴一が共演するテレビ朝日系新作ドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜よる9時~)にナレーションで参加することが明らかになった。
本作は、全くタイプの違う二人のナースが、反発しながらも手を取り合い、患者のみならず医療従事者や自分自身をも救っていく医療ドラマ。トラベルナースとしてアメリカで活躍し、手術場で医師を補助しながら一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つやり手ナース・那須田歩(岡田)が、圧倒的スキルを持つミステリアスなベテランナース・九鬼静(中井)と共に、患者ファーストで医療現場を改革していく。
コワモテからコミカルな役まで幅広くこなす名バイプレーヤーとして活躍する遠藤は、渋みのある低音ボイスを生かし、『マトリックス』『バトル・ロワイアル』といったヒット映画の予告編や、ドラマ、CMなどナレーションの分野でも活躍。重厚感と温かみに満ちた語りで、「ドクターX」でも組んだ中園の新作を支える。
俳優としてのブレイク前からナレーションの分野で活躍してきた遠藤だが、「一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね……」と意外な告白。ナレーション収録には、該当ページの紙がくたびれた台本を持ち込み、この日のために「何回も読む練習をしてきました!」と、ベテランとなっても真摯な心意気で、収録に挑んだ。
ナレーション収録が行われたのは、ドラマ本編を撮影しているスタジオのサブ(=副調整室)。同日にはドラマも撮影されており、「昔からの戦友みたいな感じ」という主演の岡田をはじめ、顔なじみのキャストが勢ぞろいする現場に現れた遠藤を、キャスト陣も熱烈に歓迎。再会を楽しむあまり、結果的に予定の収録時間をオーバーする一幕も。声の仕事を通じて、中園脚本の醍醐味を堪能した様子の遠藤は、ドラマについて「中園ミホさんは相変わらずキャラクターを作るのがお上手ですし、『ザ・トラベルナース』も皆さんに喜ばれる作品になるんじゃないかな」と語っている。遠藤のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
「ザ・トラベルナース」は10月20日スタート(毎週木曜よる9:00~9:54放送)※初回は10分拡大スペシャル
遠藤憲一(ナレーション) コメント
2013年から出演した「ドクターX~外科医・大門未知子~」にたどり着くまで、内山聖子プロデューサーの作品にはナレーションで参加することが多かったので、今回オファーを受けたときは「久々だな!」という感じでした。僕は一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね…。だから今回は、何回も読む練習をしてきました! 主演の岡田将生くんとは過去に何度も共演しているし、「不便な便利屋」(2015、2016年)ではずっと北海道ロケを共にしたので、昔からの戦友みたいな感じ。今回もナレーション録りで現場に行ったら、元気そうでうれしかったです。岡田くんにはいつも激励してもらってます(笑)。
一方、実は中井貴一さんとは、お芝居で絡んだことがないんですよ。中井さん主演の作品に2回ほど、瞬間だけ出てくるような役で参加したことはあって、同い年なので現場で話したりはしたんですけどね。なので、いつかちゃんと芝居でも絡めたらいいな、と思います。
脚本の中園ミホさんは相変わらずキャラクターを作るのがお上手ですし、「ザ・トラベルナース」も皆さんに喜ばれる作品になるんじゃないかな。「待ってました!」というようなドラマが来るので、ぜひ楽しんでください!