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稲垣吾郎「そろそろ最後の恋を」 恋愛は成り行きまかせ

稲垣吾郎
稲垣吾郎

 稲垣吾郎が11日、都内で行われた主演映画『窓辺にて』(11月4日公開)の完成報告イベントに登壇し、現在の恋愛観を明かした。この日は、中村ゆり玉城ティナ今泉力哉監督も来場した。

【画像】イベントの様子

 本作は、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。稲垣が演じるのは、妻の浮気を知りながら何も感じない自分にショックを受けているフリーライターの市川茂巳。ある日、彼は文学賞の取材で高校生作家・久保留亜(玉城)と出会い、自分に正直な彼女と交流するうちに、何事にも鈍くなっていた感覚を取り戻していく。

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 自身の恋愛観を尋ねられると、稲垣は「自然な成り行きに任せることが基本ですよね。来る自分の感情を拒まず迷わない。意外と本能的なのかもしれないですね。“恋愛に関しては無邪気”」と語るが、「見出しになったらイヤだな」と苦笑い。そして、「(今年)49歳なので、そろそろね……。“最後の恋”をね……」と言い直すが、「それも(見出しになると)イヤだな」と渋い顔を見せつつ、「これからも自分自身が楽しみです」と“最後の恋”に期待を寄せた。

 また、演じた役柄については「(自分は)相手がいると引いてしまったり、遠慮をしたり、妙に冷静になってしまったりするので、(茂巳が)妻が浮気をしてもショックを受けないのは、自分がもしかしたらそうなるんじゃないかと思うので共感できる」と打ち明けた。

 一方、茂巳の妻を演じる中村は「わたしは好きと思ったら、歯ブラシもタオルも共有できる」と断言。稲垣は「そうですか!」と驚き、「歯ブラシは二つ買えばいい……」とアドバイスしながら、自分には理解できない強烈な愛に目を丸くしていた。

 イベントでは、稲垣が中村に対して謝罪する場面もあった。中村は「稲垣さんとほとんどお話しする機会もなくクランクインしましたが、心でお芝居をしてくださり、妻としていろんな感情を湧き上がらせてくださいました」と感謝するが、稲垣は「実際(の撮影)は3日間くらいなのに、長年寄り添っている夫婦を演じるのが僕らの仕事の面白いところなんですが、確かにお話は……。マイクがあるとしゃべるんですけど。裏表があってすみません」と頭を下げるとともに本音も吐露し、中村を笑わせた。(錦怜那)

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