アニメ「うる星やつら」古川登志夫&平野文、あたる父・ラム母役で令和版出演
10月13日からフジテレビ・ノイタミナ枠ほかでスタートするテレビアニメ「うる星やつら」で、主人公・あたるの父母役を古川登志夫と戸田恵子が、ヒロイン・ラムの父母役を小山力也と平野文が担当することが明らかになった。古川と平野は、1980年代に放送されたアニメ版であたるとラムを演じており、自身が演じたキャラの父母役で令和版に参加する。
「うる星やつら」は、漫画家・高橋留美子の連載デビュー作を原作に、女性好きで移り気な高校生・諸星あたると、宇宙からやって来た一途な美少女ラムのボーイ・ミーツ・ガールを、銀河中から集まる個性的なキャラクターと共に描くラブコメディー。令和版では、原作から選び抜かれたエピソードを完全新作として全4クールにわたり映像化。神谷浩史があたる役を、上坂すみれがラム役を担当する。
1981年から1986年にかけて放送されたテレビアニメや劇場版等であたるを演じてきた古川は、父役での令和版出演について「生涯現役として、絶え間なくレギュラーの仕事を続けて行くのは容易な事ではありませんから、それは単純に嬉しかったですね。収録を終えて笑顔でスタジオを出てくる神谷さんを観た時、親の様な気持ちでホッとしましたし、いよいよ始まるのだなあという感慨がありました」とコメントを寄せている。
また、かつてラム役を担当し、今回は母を演じる平野も、新作の誕生と出演決定に「それはもうダブルの驚き、そして感謝でいっぱいでした!」と喜びのコメント。初収録は、あたる母役を担当する戸田との共演シーンだったといい「なんとも余裕の演技を投げかけてくださるので、愉しくて仕方ないやりとりでした」と振り返っている。
本作にはそのほか、内田真礼(三宅しのぶ役)、宮野真守(面堂終太郎役)、高木渉(錯乱坊/チェリー役)、沢城みゆき(サクラ役)、花澤香菜(ラン役)、小西克幸(レイ役)、早見沙織(おユキ役)、石上静香(弁天役)、水樹奈々(クラマ姫役)、三宅健太(温泉マーク役)、櫻井孝宏(尾津乃つばめ役)、井上麻里奈(面堂了子役)が出演。第1期は2クール連続放送される。古川登志夫、戸田恵子、小山力也、平野文のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
テレビアニメ「うる星やつら」は10月13日よりフジテレビ・ノイタミナほかにて放送開始(毎週木曜24時55分~)/10月14日(金)12時より順次配信スタート
古川登志夫(あたる父)
キャスト替えしての令和版「うる星やつら」が制作されること、またあたるの父親役でのオファーが来ていること、そしてあたる役が神谷浩史さんであることを伺ったのは、ずいぶん前のことですが、その時、「とりあえずあたる役が、同じ事務所の人に継承されるのは良かったですね」という話をしたのを覚えて居ます。
そこで、お祝いを兼ねて、神谷さんのために一席設けましょうと提案しました。自分が二代目を演じた時たいへんなバッシングがあった経験から、全面的にバックアップしたいという気持ちをイの一番に表明しようと思っていました。結局情報管制があるので、今になってしまいましたが。一席設けよう、はそんな思いの一環として提案しました。ですからファンの皆さんには是非、神谷浩史さん、上坂すみれさんをはじめ、二代目を演じられる声優さん達には、熱いご声援を送って頂ければと思います。
父親役については、生涯現役として、絶え間なくレギュラーの仕事を続けて行くのは容易な事ではありませんから、それは単純に嬉しかったですね。
収録を終えて笑顔でスタジオを出てくる神谷さんを観た時、親の様な気持ちでホッとしましたし、いよいよ始まるのだなあという感慨がありました。
戸田恵子(あたる母)
懐かしいタイトルの作品にお声がけ頂き、大変光栄に思っております。また、久しぶりにお会いする古川登志夫さんは、あたるの父を演じてらっしゃって、夫婦役でご一緒するのは楽しみのひとつです。
今回はラムちゃんのママ役/平野文さんとも久々にお会いできました。皆さんいつまでもお声が変わらず、正にレジェンドだと感じております。
どうぞご堪能ください。
小山力也(ラム父)
素敵なやつら、達者なやつら、フレッシュなやつら、そしてレジェンドなやつらが集まって、楽しく遊んどりまっせ!!
ワシなんか、まだまだ若造でんなあ。
留美子せんせいっ!
やっぱり、エエもんは、いつまでたってもエエもんですなあっ!
平野文(ラム母)
令和版新作誕生加え、そこでお役をいただけることになるなんて! それはもうダブルの驚き、そして感謝でいっぱいでした!
初収録はしばらくぶりのグリコ(戸田恵子さん)との共演シーン。なんとも余裕の演技を投げかけてくださるので、愉しくて仕方ないやりとりでした。とはいえ実はラムちゃんママったら、地球でも堂々と自星語(!?)でおしゃべり! 難解なセリフに内心は冷や汗ものでした。時世柄収録では親娘共演の方は果たせなかったのですが、作画を拝見していた限りでは、さすがこの親にしてこの娘あり! です。私も一ファンとして仕上がりを楽しみにしています。