「仮面ライダーBLACK SUN」若き日の光太郎役に中村蒼 追加キャスト10名発表【コメント全文】
9日、人気特撮「仮面ライダーBLACK」を西島秀俊と中村倫也の共演でリブートする「仮面ライダーBLACK SUN」の追加キャスト10名が発表され、西島ふんする主人公・南光太郎の若かりし姿を中村蒼が演じるほか、アネモネ怪人役で筧美和子、総理大臣役でルー大柴らが出演することが明らかになった。
「仮面ライダーBLACK」は、暗黒結社ゴルゴムを率いる創世王の次期候補として改造された、二人の青年の孤独な戦いを描いたテレビシリーズ。リブート版は、『孤狼の血』の白石和彌監督がメガホンを取り、西島が仮面ライダーBLACK SUN(ブラックサン)/南光太郎役、中村が仮面ライダーSHADOWMOON(シャドームーン)/秋月信彦役で出演。国が人間と怪人の共存を掲げてから、半世紀を経た2022年が描かれる。
新たな予告映像も公開され、本作が、現代と50年前の物語を描くことが判明。次期創世王候補「ブラックサン」と呼ばれる存在であった光太郎と、幽閉されしもう一人の創世王候補・信彦の因縁が垣間見えるほか、今回発表された新キャストも数多く登場している。
本作のヒロインで、怪人の差別撤廃を訴える若き人権活動家・和泉葵を演じるのは、ジブリ作品『アーヤと魔女』で主人公アーヤの声を務めた平澤宏々路。さらに、物語の重要な鍵を握る怪人の一人・ノミ怪人を黒田大輔、かつて光太郎たちと行動を共にした謎の女・新城ゆかりを芋生悠、怪人差別主義者たちの主導者・井垣渉を今野浩喜、総理大臣・堂波真一の若かりし頃を前田旺志郎、葵の同級生・小松俊介を木村舷碁、ゴルゴムメンバーの一人・アネモネ怪人を筧美和子、官房長官・仁村勲を尾美としのり、総理大臣・堂波真一をルー大柴、そして、1972年の光太郎を中村蒼が演じる。
中村蒼は「自分も変身する人間を演じられることはすごくうれしかったです!」とコメント。西島演じる現代の光太郎と比べ「エネルギッシュな感じというか、生命力にあふれた光太郎を演じられたらいいなと思って取り組みました」と語っており、50年前の出来事が、光太郎と信彦の運命を大きく狂わせることを示唆している。
そのほか本作には、三浦貴大(ビルゲニア役)、音尾琢真(コウモリ怪人役)、濱田岳(クジラ怪人役)、プリティ太田(バラオム役)、吉田羊(ビシュム役)、中村梅雀(ダロム役)が出演。若手からベテランまで、白石監督作品らしい個性豊かなキャストがそろった。
またスタッフとして、脚本を高橋泉、ビジュアルコンセプトを樋口真嗣、特撮監督を田口清隆、音楽プロデューサーを松隈ケンタ、美術監督を今村力、造型を藤原カクセイ、スタイリストを伊賀大介が務める。追加キャストのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
「仮面ライダーBLACK SUN」は10月28日(0:00~)から Prime Video で全10話一挙独占配信
和泉葵役:平澤宏々路
私が演じた和泉葵は14歳という若さで怪人たちと関わり、人間と怪人の共存を目指す活動家として活動をしています。その中でたくさんの出来事に巻き込まれていくキャラクターです。南光太郎、ブラックサンと出会い、葵は何を知って、どんな成長をしていくのか、最後まで見守っていただけたら嬉しいです! 仮面ライダー BLACK SUN、配信をぜひご期待ください!
ノミ怪人(蚤怪人)役:黒田大輔
オファーを受けた際には、仮面ライダーと聞いて、そういうヒーローものも面白そうだなって思っていました。そうしたら監督が白石さんで、単純にめちゃめちゃ嬉しかったですね。ただ、白石さんだから、子供の頃観ていたような仮面ライダーとは、ちょっと違う作品になるんだろうなとは想像してました。私が演じるノミ怪人は、周囲に翻弄されながらも自分のやるべき事を見いだす人物です。物語が進むにつれ、だんだんと癖になる存在感にぜひご注目ください。
新城ゆかり役:芋生悠
子供の頃に夢中になった仮面ライダー、ずっとご一緒したかった白石監督。あまりに光栄でした。緊張感とユーモアの絶妙なバランスで出来た現場だったと思います。新城ゆかりは私にとって革命的な人物でした。常に思考を巡らせていてどの選択にも揺るぎないものがありました。彼女の中にだけある真実を信じました。楽しみに待っていてくれてありがとうございます。配信日が近づいてきてようやく実感が湧いてきました。皆様の元にお届けし、お祭りのように盛り上がるといいなと思っています。ぜひ期待していて下さい。
井垣渉役:今野浩喜
出演を知った時は、確かまだどこで配信するとか決まってなかったと思うんですが、それでもスタッフ・出演者のメンツが凄くてそこにお声を掛けて頂いたのはシンプルにありがたいなぁとなりました。井垣目線で物語を作ったらそんなに悪人には映らない可能性もある気がしますが、このドラマにおいてはだいぶ悪い映り方をしてる奴だと思います。でも役者仕事の醍醐味の化身みたいな役だとも思います。自分もまだ出来上がりを観られてないので皆様と同じように配信を楽しみにしてます。そして井垣が皆様からどのくらい嫌われるかも楽しみです。よろしくお願いします。
堂波真一(1972年)役:前田旺志郎
人生で初めての仮面ライダー作品への出演だったのでとても興奮しました。小さい頃に大好きだったものに携われる事に今でも舞い上がっています。白石組の現場はカッコよかったという印象が強いです。現場での皆さんの佇まいや空気感がとにかくカッコよくて。堂波という役もその雰囲気の中に入り込むという事を無意識にやっていたと思います。完成した映像を少し観させてもらいましたが、ゾクゾクとするような映像で。皆さんも興奮しながらこの作品をご覧ください。
小松俊介役:木村舷碁
人生初めての出演作品で、幼稚園のころからずっと憧れていた仮面ライダーに出られる、しかも役までもらえるということですごく嬉しかったです!俊介はいつも葵の側にいて、とても仲間思いな人物です。そして彼が変身するスズメ怪人がすごくかわいいんですよ。だからそこにも注目です! 仮面ライダーBLACK SUN の配信をお楽しみに!
アネモネ怪人(金鳳花怪人)役:筧美和子
怪人役ということもあり、少し緊張感はあったんですが、すごく楽しくやらせていただきました。白石監督の仮面ライダーというのがすごく興味深くて、怪人もどういう風に演じようかなっていろいろ考えたんですが、意外とシンプルに、静かにやったほうが怖いんじゃないかっていう提案をしてくださって。すごく白石監督らしいアイデアで、楽しくやらせていただきました。私が演じるアネモネ怪人は、アネモネという花をモチーフにした怪人です。花からは想像もつかないようなとんでもない姿を見せますので配信を楽しみにしていてください!
仁村勲役:尾美としのり
私が演じる仁村勲は、官房長官という要職に就いており、総理の右腕として、野党や省庁間、怪人と繋いでいったり、大変な仕事をしている優秀な政治家です。
どうやら裏でいろいろやっていたり、ちょっと悪いこともやっているんじゃないかなという風な感じで演じております。堂波総理との関係性も楽しみにしていてください。
堂波真一(2022年)役:ルー大柴
この年ですからね、仮面ライダーはできないとお断りしようかなと思ったんですよ。そしたらマネージャーが仮面ライダーじゃないですと。悪の総理大臣なんだけど、今までにない役なので、結構サプライズしながらやっています! 堂波真一はですね、総理大臣でありながら、ほしいままに悪事を働く人物なんです。彼が光太郎や信彦とどのように関わるのか、最後までお楽しみください。
南光太郎(1972年)役:中村蒼
仮面ライダーと聞いたら、みんながそれぞれの仮面ライダーを思い浮かべる、そのくらい多くの方に愛され続けた作品ですし、しかも自分も変身する人間を演じられることはすごくうれしかったです! そして白石和彌監督とご一緒できるというのもうれしかったですね。現代の光太郎、特に最初の現代の光太郎とは違った、エネルギッシュな感じというか、生命力にあふれた光太郎を演じられたらいいなと思って取り組みました。仮面ライダーというものを通して、世の中の不条理だったり人間の本質みたいなものを白石和彌監督の手で描いています。一人でも多くの方に観てもらえたらと思います。ぜひご覧ください!