気づいた?「鎌倉殿の13人」に“小栗頼朝”のシーン!トーク番組で明らかに
9日にNHK総合ほかで放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のトークスペシャル番組内で、大泉洋演じる源頼朝のあるシーンで意外なキャストが代役を務めていたことが明かされた。
「「鎌倉殿の13人」応援感謝!ウラ話トークSP ~そしてクライマックスへ~」と題したトーク番組には、主人公・北条義時役の小栗旬をはじめ、小池栄子(北条政子役)、坂口健太郎(北条泰時役)のほか、すでに劇中では退場した坂東彌十郎(北条時政役)、佐藤二朗(比企能員役)も参加。MCを佐久間宣行(テレビプロデューサー)、杉浦友紀アナウンサーが務め、三谷幸喜のインタビューなども交えて裏話が披露された。
番組では頼朝を演じた大泉洋のメッセージも寄せられ、初公開のエピソードが。頼朝がのちに義時の妻となる比奈(堀田真由)の寝室を訪ねるシーンでは、大泉が体調不良により収録に参加できなかったため急きょ、小栗が代役を務めたのだという。頼朝が「比奈、起きておるかな」と比奈を訪ねると、義時が比奈と共に待ち構えており「本当に来られるとは……」と頼朝の女好きにあきれる。クスリとさせる場面だ。
大泉は「すごいですよね、彼。僕の歩き方を……なんでそんなに似てんの? っていうぐらい歩き方が似てるんだよね。いまだに誰も気づいていないでしょう。俺だって俺だと思うもの。隠れた名演ですよね」と歩き方の特徴もそっくり真似た“小栗頼朝”を絶賛。小栗いわく、撮影当日に演出の吉田照幸から代役を提案され、日頃から「大泉さんは右手からああいうふうに歩くんだなと見ていた」という小栗だからこそ可能になった。
このエピソードのほか、大泉がクランクアップを迎えた日の模様も映し出され、小栗から花束を贈られる様子や、頼朝の従者・安達盛長を演じた野添義弘との涙ながらのハグも。小栗、小池、坂東らが泣いていたため、不覚にも自身も泣いてしまったという大泉に、スタジオでは小栗や小池らが口々に大泉ロスを告白。頼朝の妻・政子を演じた小池は「かっこよかったです。大泉さんが現場から去ってからしばらくロスみたいな気持ちになりましたね。寂しかった」、小栗は「小四郎義時にとっては頼朝さんはすべてだった。彼に出会ったことによって人生が大きく変わってしまって、義時としてはぽっかり穴が開いてしまったというか」と“大泉頼朝”の存在の大きさを語っていた。(編集部・石井百合子)