名曲&名場面の数々!映画音楽の巨匠の伝説ひもとくドキュメンタリー『モリコーネ』予告公開
映画音楽の巨匠として知られるエンニオ・モリコーネの音楽ドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』(2023年1月13日公開)の本予告映像が公開された。
【動画】名曲が傑作を彩る!『モリコーネ 映画が恋した音楽家』本予告映像
500作品以上の映画やテレビ作品で音楽を手掛け、2020年7月に逝去したモリコーネ氏の伝説を数々の名場面とともにひもとく本作。弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着し、結果的に生前の姿を捉える最後の作品となった音楽ドキュメンタリー映画となる。
公開された本予告映像は、クエンティン・タランティーノやクリント・イーストウッドたちが惜しみない賛辞を述べるシーンから始まる。ペンと五線譜のみで作曲する天才として世界で認められたが、自身は映画音楽の芸術的価値が低かった当時の苦しい胸中を明かす。その後は『荒野の用心棒』での成功や、『時計じかけのオレンジ』とのすれ違い、『アンタッチャブル』で3度目のアカデミー賞にノミネーションされるも受賞を逃して意気消沈する様子など、さまざまな巨匠の顔が切り取られている。
『ニュー・シネマ・パラダイス』をはじめ、彼が音で命を吹き込んだ名作の名場面と最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏の模様も映し出される。全編にわたって流れる珠玉の映画音楽の数々が登場し、波乱万丈ながらも映画音楽への尽きない愛を語る彼の言葉が印象的な予告となっている。(編集部・大内啓輔)