『キングダム2』釜山国際映画祭で海外初上映!山崎賢人のメッセージに拍手喝采
韓国・釜山で開催中の第27回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に選出された映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が10月11日、映画の殿堂(釜山シネマセンター)の屋外劇場にて海外初上映された。上映前には舞台あいさつも行われ、佐藤信介監督が登壇。主演を務めた山崎賢人のコメント映像も上映された。
10月5日から14日まで韓国・釜山で開催中の第27回釜山国際映画祭。本映画祭のオープンシネマ部門に選出された同作は、韓国で初めての上映ということもあり、寒空の下、大勢の観客が会場に訪れた。歓迎ムードのなか、佐藤監督は「アニョハセヨ。皆さんこんにちは。監督の佐藤です。寒くないですか? 大丈夫ですか?」と観客を気遣いながらあいさつを行った。
釜山については「実は初めて釜山に来まして、こんなに美しい街だとは知らなくて、昨日から来ていますが楽しませていただいています」と語る佐藤監督。撮影などで2年半はずっと日本国内にいたということで「久しぶりの海外の空気に触れて、より一層釜山の街がキラキラ輝く街に見えてます」とコメント。
作品については「本編の冒頭に少し説明がありますが、パート1を見ていらっしゃらない方のために」と監督自ら前作を解説。「それから半年後を描くのが、これからご覧いただくパート2です。信は、大将軍になりたいという思いがあり、それを目指して、初めて本当の戦に挑んでいく姿を描いています」と作品への自信と意気込みを伝えた。
その後、本編上映の前には主演の山崎からのコメント映像も上映された。山崎は「アニョハセヨ!」と切り出し、「『キングダム』の魅力の一つは熱量。僕が演じた信はまっすぐ物事を伝えたり、行動で示したり、僕自身も信と一緒に成長した部分がたくさんあります。この作品は監督、キャスト、スタッフ、みんなで熱量を込めて作り上げました。海を越えて『キングダム』の熱量が海外の方たちにも伝わったら良いなと思っています」と思いを伝えると、会場には大きな拍手が響き渡った。
『キングダム2 遥かなる大地へ』は、原泰久の人気漫画を実写化した『キングダム』(2019)の続編。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の主人公・信(山崎)が中華統一を目指す秦国の若き王・エイ政(吉沢亮)のもとで、天下の大将軍を目指すさまが描かれる。日本国内では7月15日に公開され、興行収入は50億円を突破。2022年10月時点で2022年の実写邦画でトップの数字となっている。(編集部・大内啓輔)