朝ドラ「ブギウギ」ヒロインは趣里!4度目のオーディションで「最後のチャンスだと思って挑戦」
趣里(32)が、2023年後期放送の連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインを務めることが17日にNHK大阪放送局にて行われた会見にて発表された。戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルにした主人公・花田鈴子を演じる趣里は、「このオーディションの年齢制限が、わたしの年齢だった。最後のチャンスだと思って挑戦しました」と念願だった朝ドラヒロインへの喜びを語った。
【画像】初々しい!趣里、人生初の記者会見の様子(2011年撮影)
連続テレビ小説109作目となる「ブギウギ」は、銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手になっていくヒロイン・鈴子の姿を描いた物語。鈴子の生まれ故郷である香川、育った大阪、そして東京とさまざまな舞台で鈴子が、歌と踊りを交えて躍動する。脚本は映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳。音楽は、笠置さんの名曲「東京ブギウギ」の作曲を手掛けた服部良一さんの孫である服部隆之が務める。
趣里にとっては、2016年前期放送の「とと姉ちゃん」以来、2度目の連続テレビ小説出演。今回2,471人のオーディションからヒロインの座を勝ち取った。「これまで3度ヒロインオーディションを受けて、今回が4回目です」と語ると「朝ドラというのは長期の放送で、自分もどこか家族の一員になったような気持ちで気づいたら応援してしまうキャラクターが出てくる作品。一度『とと姉ちゃん』に出演させていただき、間近で現場の一員になって、もう一度挑戦したいと思いました」と挑戦理由を明かしていた。
ヒロインの連絡を受けたのは10月7日だという。趣里は「マネージャーさんから連絡をいただいたとき、まさか自分に朝ドラのヒロインをやれる日が来ると思っていなかったで、思考が止まってしまいました。言葉が出ないというのは、まさいこういうことなんだということを経験しました」と当時を振り返ると「まだまだ自分には朝ドラのヒロインなんて……と思っていたら、結構年齢が経ってしまっていました。もうチャンスはないんだろうなと思っていたら、今回の役の募集年齢がちょうどわたしの年齢だったので、もう一回頑張ってみようと思った次第です」と述べていた。
趣里の父親は水谷豊、母親は伊藤蘭。両親に報告したのかという質問に「絶対に人には言わないようにと言われていたので、誰にも話していませんでした」と笑うと「本当にいつも見守ってくれていたので、感謝の気持ちと共に『頑張ります』と伝えようと思っています」と語った。(磯部正和)