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渋谷TOEI1・2が12月に閉館へ 東映直営劇場、69年の歴史に幕

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 東映株式会社の直営劇場である渋谷TOEI1と渋谷TOEI2が、2022年12月4日の営業をもって閉館することが明らかになった。

 同館は、1953年11月18日に渋谷宮益坂下の地に「渋谷東映」「渋谷東映地下」として新築開業。1963年に渋谷東映地下は「渋谷東映パラス」、1966年に渋谷東映パラスは「渋谷松竹」への改称(東映経営下で松竹邦画系番組上映)を経て、再開発のために1990年9月16日をもって閉館を迎えた。

 その跡地に渋谷東映プラザが開業し、1993年に渋谷東映と渋谷エルミタージュがオープン。2004年に現在の渋谷TOEI1・渋谷TOEI2となった。座席数は270席、189席を備える劇場で、渋谷駅からもほど近く、長きにわたって映画ファンに親しまれた。69年もの歴史にピリオドを打つことになる。

 なお、東映株式会社は2022年9月までの年間興行収入が220億円を突破するなど、歴代年間興収では過去最高の数字を記録。今年は8月に公開された『ONE PIECE FILM RED』が破竹の勢いでヒットを続けている。(編集部・大内啓輔)

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