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ジェームズ・ガン監督、DC新トップに就任 マーベル映画は卒業へ

“DC版ケヴィン・ファイギ”となったジェームズ・ガン監督
“DC版ケヴィン・ファイギ”となったジェームズ・ガン監督 - David M. Benett / Getty Images

 マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどを手がけたジェームズ・ガン監督が、映画プロデューサーのピーター・サフランと共に、DCフィルムズの代わりに新設される「DCスタジオ」の共同会長兼CEOに就任した。現地時間25日、米ワーナー・ブラザース ディスカバリーが発表した。

【画像】日本でウルトラマン&バルタン星人と対面したジェームズ・ガン

 ワーナーのデイビッド・ザスラフCEOは、ケヴィン・ファイギが指揮を執るマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を目指し、ワーナー/DCにおける“ケヴィン・ファイギ探し”を行ってきた。しかし、最有力候補だった映画プロデューサーのダン・リンとの交渉は決裂し、DCフィルムズの社長だったウォルター・ハマダも退職。DC再建のために白羽の矢が立ったのは、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』やドラマ「ピースメイカー」でDCとタッグを組んだガン監督と、数多くのDC映画にプロデュサーとして携わってきたサフランだ。

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 二人は現地時間11月1日付けで就任となり、今後はガン監督がクリエイティブ面、サフランがビジネス及び製作面で、DC映画・ドラマ・アニメーションの舵を取っていく。The Hollywood Reporter によると、ガン監督の契約年数は4年で、CEO就任後も監督&プロデューサー業は継続する予定だという。

 また、DC映画は各作品ごとにプロデューサーが異なっており、2024年10月4日に全米公開される『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(原題) / Joker: Folie a Deux』は独立作品として、ガン監督&サフランは関与せず。また、マット・リーヴス監督が展開していく『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ユニバースへの関与も不透明である。

 ガン監督は現在「ピースメイカー」のシーズン2を準備しているほか、来年5月には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3弾の公開も控えている。同作をもってシリーズは完結すると言われており、The Hollywood Reporter も「MCUでの最後の仕事」とガン監督がマーベル映画を卒業することになると伝えている。(編集部・倉本拓弥)

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