映画『アムステルダム』のタイトルに込められた意味とは？

　『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』などアカデミー賞ノミネート常連のデヴィッド・O・ラッセル監督の下、豪華キャストが集結した映画『アムステルダム』（公開中）。このタイトルに込められた意味について、主演の一人であるマーゴット・ロビーが明かした。

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　本作は、ひょんなことから巨大な陰謀に巻き込まれることになるクリスチャン・ベール、ジョン・デヴィッド・ワシントン、そしてマーゴット演じる親友3人組の愛と友情を描いたエンタメ作。タイトルに選ばれたのが、戦地で出会った3人が友情を深めた場所であるオランダの首都「アムステルダム」だ。

　マーゴットによると、このタイトルは3人の「友情の象徴」なのだという。「3人がアムステルダムで過ごした日々は、戦争の恐怖を目の当たりにした彼らが生きる意味を再び見つけ出すために必要なもの。本当に美しい友情を築いている。最高の友達っていうのは、自分で選んだ家族みたいな存在だとわたしは昔からずっと思っていて、3人の友情はまさしくそういうタイプなの。不思議なことに、3人とも母国ではないあの街で大きな自由を感じていて、特別な想いを抱いているの」とアムステルダムでの経験が3人の友情の軸となっていると語った。

　クリスチャン・ベールにとっては、本作の撮影現場こそが主人公3組にとっての「アムステルダム」のような特別な場所だったという。「僕にとってのアムステルダムは、“この映画の製作現場”だよ。監督やキャストたちと一緒に、他のことを一切考えられないほど夢中になれて、最高の関係性を築くことができるし、そこから素晴らしいものを得ることができたんだ」と振り返っている。（編集部・市川遥）

映画『アムステルダム』は公開中