インド映画『RRR』裏側もトンデモない!超絶アクションのメイキング映像公開
先週から日本公開がスタートした、大ヒットインド映画『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督最新作『RRR』から、大規模セットを本当に爆破する、超絶アクションの裏側を捉えたメイキング映像が公開された。
本国インドにおいて爆発的ヒットを記録し、本年度インド映画の世界興行収入ナンバーワンの座を獲得した本作。『バーフバリ』で常識はずれのスペクタクルシーンを生みだしたラージャマウリ監督が、野生動物との素手での死闘、数十万人の大群衆vs.1人の大乱闘、列車の爆発事故から少年を救う奇跡のダブルバンジーなど、常識を超越したトンデモアクションシーンを連発し、観客を熱狂の渦に巻き込んでいる。
イギリス植民地時代のインドを舞台に、2人の英雄が、愛と友情のために命をかけて戦う姿を、壮大なアクション満載で描く本作。メイキング映像では、インド映画史上最高製作費7,200万ドル(約97億円/1ドル135円計算)が掛けられた豪華絢爛なセットの模様はもちろん、そのセットを木端微塵にする大爆破シーン、総勢1,000人というエキストラが参加したアクションシーンの裏側まで公開。CGだけに頼ることなく、N・T・ラーマ・ラオ・Jr/NTR Jr.とラーム・チャランの二大スターをはじめとする俳優陣が、己の肉体を駆使した本物のアクションに挑んだことが見て取れ、ラージャマウリ監督はじめ、この作品に心血を注いだ人々の熱いドラマを感じる舞台裏が映し出されている。
コロナ渦の中、3年もの月日を経て完成した本作について、ラージャマウリ監督は「私のキャリアの中で一番難しい撮影であり、大いなる挑戦でした。一番大変だったのは、これだけ大掛かりのプロジェクトを進める上、関わっているスタッフの士気を同じレベルでずっと維持することです」とコメント。また、日本をはじめ世界中で熱い支持を受けていることに「優れたストーリーは、世界中共通。言語が違うとしても、文化が違うとしても、肌の色が違うとしても、世界中のみなさんに愛されていること、それはとても光栄なことです」と感謝。「もし、続編かスピンオフを作るとしたら、『RRR』よりもっと良いポイントがあって、ファンにとっても、自分にとってもよりグッとさせる、自分を説得できるものでないと作れないと思っています」とまさに渾身の一作であると語っている。(編集部・入倉功一)