『すずめの戸締まり』ダイジンを演じているのは?謎めいたキャラが大人気
新海誠監督の新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』(公開中)に登場する謎の白猫“ダイジン”のキャラクター、声を担当するキャストの演技が注目を浴びている。
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本作は、『君の名は。』『天気の子』の新海監督が、九州の静かな町で暮らす17歳の高校生・鈴芽を主人公にしたストーリー。ある日、扉を探す不思議な青年・草太と出会った鈴芽が、“災いの元となる扉”を閉めるために日本各地の廃虚へおもむく。草太いわく彼は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”で、「人の心の消えた寂しい場所にうしろ戸は開く。うしろ戸からは災いが出てくる」という。主人公・鈴芽の声を1,700人を超えるオーディションから抜擢された原菜乃華、草太をSixTONESの松村北斗が担当。公開3日間の累計では観客動員133万人・興行収入18億8,400万円を叩き出すロケットスタートとなった(11月7日実施のIMAX先行上映分含む)。
ダイジンとは、鈴芽と草太の前に突如現れた謎の存在。白猫の姿をしており、人の言葉を話す。左目の黒い縁取りが特徴。ダイジンは鈴芽に「すずめすき」と言い、草太には「おまえはじゃま」と告げると、草太はなんと椅子の姿に変身。その椅子はすずめの幼いころに使っていた脚が1本欠けた小さな椅子で、椅子に変えられてしまった草太を追いかけるうちに二人の旅が始まる。
見た目はかわいらしいダイジンだが、予告編では観覧車の上で「今からたくさん…人が死ぬ」とつぶやく場面があり、その正体は不明。ネット上ではこのミステリアスなキャラクターに心を奪われた観客の声でにぎわっており、「可愛い」「怖い」「切ない」「感情移入した」など反応は実にさまざま。キャラクターグッズの評判も上々だ。
ダイジンを演じているのは、テアトルアカデミー所属の8歳の子役、山根あん。本作が声優初挑戦とのことで、Twitterには「ダイジン の声、一生懸命がんばりました。新海監督作品に関わらせていただけたこと、とても嬉しく思います。私は、ダイジンが大好きです! 声優初挑戦でしたが、現場では新海監督や多くの方が優しく関わってくださって、本当に貴重な経験をさせていただくことができました。全部が楽しかったです!」とコメントが掲載されている。
映画を鑑賞した観客からは「こんなに可愛らしい方だったとは」「まだ8歳?」「凄すぎる」「感動しました」「ダイジン大好き」と驚きや絶賛の声が寄せられている。(編集部・石井百合子)