柳楽優弥、マーベル参戦を熱望 『ベイマックス』との数奇な縁明かす
俳優の柳楽優弥が現地時間1日、シンガポールで開催中の「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」内で実施されたドラマ「ガンニバル」記者会見に片山慎三監督と出席し、ディズニー傘下のマーベル・スタジオ作品に「出たいです!」と意欲を見せた。
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Disney+(ディズニープラス)のスターで配信される本作。「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」ではスターはもちろん、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルム、ピクサーなどの新作ラインナップも発表されており、現地の記者から「マーベルヒーローを演じてみたいですか?」と問われた柳楽は、「本当に出たいですね。作品が大好きなので、観ています」と笑顔で答えた。
そんな柳楽に、『誰も知らない』でタッグを組んだ是枝裕和監督からメールが届いたそうで、「3~4年前に監督がロサンゼルスでディズニーのデザイナーと話をした際に、『ベイマックス』の主人公・ヒロのビジュアルは、『誰も知らない』からインスピレーションを受けたと言われたそうなんです。その話を(是枝監督から)メールで聞いた時は感動しました。ディズニーには、そういった特別な思い入れがあります」と告白。『ベイマックス』はマーベル・コミックが原作のアニメーション映画であり、ディズニー/マーベルとの数奇な縁を明かした。
二宮正明の人気漫画を実写化した「ガンニバル」は、都会から遠く離れた山間にある供花村(くげむら)に駐在としてやって来た警察官・阿川大悟(柳楽)が、「この村では人が喰われているらしい」という噂を耳にしたことから、異常な村の因習に巻き込まれていくサスペンス。柳楽は「原作がとても面白い。その魅力はもちろん、片山監督が手がける世界観に参加できること、スター配信でこのようなジャンルの作品に挑戦できることが原動力になりました」と参加への思いを語る。
片山監督は「閉鎖された村が舞台で、他の地域から隔絶されているところが既存のスリラー作品とは異なります。助けを呼ぼうとしても、時間がかかってしまうところが特殊です」と作品についてコメント。ディズニープラスを通して世界配信される意味について、「日本マーケットはこれまで、国内向けの作品が大多数でした。世界の市場で売ろうとしても苦戦する状況が続いていたり、国内ではアニメーションが人気で、実写映画の興行が苦しい状態。今後は、いかにして世界の方々に見てもらえるものを作れるかが大事になってくる。どういった作品が世界でウケるのか、考える時期に入っている。是枝監督や三池(崇史)監督が韓国で作品を撮ったように、そういった動きがこれから増えていくと思います」と力を込めた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
ドラマ「ガンニバル」はディズニープラスのスターで12月28日より独占配信