『アバター2』の製作費が超高額!元を取るためのノルマがきつすぎる
映画『アバター』(2009)の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の製作費は、ハリウッド史上最も高額なものの一つとなる、3億5,000万ドル~4億ドル(約490億円~560億円)だと The Hollywood Reporter が報じた。
舞台は森から海へ…13年ぶり続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』場面写真
2013年から同作に取り組んできているジェームズ・キャメロン監督は具体的な金額は明かさなかったものの、「本当にクソ高い」と米 GQ Magazine にコメント。スタジオにはキャメロン監督自身、同作の製作は「映画史上、最悪のビジネスケース」だと説明したといい、元を取るためには「歴代3位か4位の興行収入を上げる必要がある。それが基準で、それでようやくとんとんだ」とハードなノルマが課されていると明かしている。
歴代の世界興収ランキングでは、1位は『アバター』で29億2,291万7,914ドル(約4,092億円)。2位『アベンジャーズ/エンドゲーム』(27億9,750万1,328ドル・約3,917億円)、3位『タイタニック』(22億164万7,264ドル・約3,082億円)、4位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(20億6,952万1,700ドル・約2,897億円)と続いている。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が興行的な失敗作とならないためには、『フォースの覚醒』そして『タイタニック』を超えることが必須のようだ。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)
先日、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の中国公開が無事決まったことにはスタジオは胸をなで下しているはず(※中国ではコロナ禍以降、ハリウッド大作の上映本数が通常時以上に減っていた)。前作『アバター』は、中国では本国アメリカに次ぐ興収2億6,182万9,978ドル(約367億円)を上げる大ヒットとなっていた。
ちなみに、『アバター』は全5部作となる予定。第2弾と同時に撮影された第3弾の公開はすでに決まっているが、キャメロン監督は興行成績によっては、第3弾で打ち切る覚悟をしていると Total Film に語っていた。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日に日米同時公開。(編集部・市川遥)