目黒蓮、一途な役の恋愛観に共感「僕は好きです」
映画『月の満ち欠け』(公開中)に出演する目黒蓮(Snow Man)が、演じた三角哲彦の真っ直ぐで一途な恋愛を「僕は好きです」と語った。
原作は、第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名小説。愛する妻子を亡くした主人公・小山内堅(大泉洋)が、数奇な運命に巻き込まれていくさまを描く。目黒演じる三角は、27年前、正木瑠璃(有村架純)という女性と恋に落ち、彼女を一途に想い続けるという役どころだ。
目黒は、「(台本を)読ませていただいたときは、自分と役がすごくリンクする部分もたくさんありましたし、めちゃくちゃ運命を感じて、自分が演じたい」と三角役を熱望。「ちょっとした性格だったりが、自分の20歳ぐらいのときとリンクした感じがして。今もそうだと思うんですけど」と真っすぐな性格の三角に自身を重ねる。
本作は“生まれ変わり”がテーマの一つになっているが、目黒は「先のことはたぶん誰にもわからないけれど、でも生まれ変わりがあって、こういう世界が『もしかしたら、あるかもしれない』なんて思いました。だから自分も大切な人をちゃんと大切にしたい」と考えさせられたそうだ。
「映画の中の物語でも描かれますが、実際に『じゃあね』とあいさつをして、そこから一生会えないなんて思ってないじゃないですか。もしかしたら最後の可能性もゼロではないなと考えたら、その『じゃあね』って結構(意味が)変わるなと。自分はそういうことを考えながら生きていて。そういった価値観をこの作品を通してまたあらためて考えさせられましたし、共感できました」
瑠璃を一途に想う三角の恋愛観については、「僕はすごく素敵だなと思いました。真っ直ぐで一途な感じとかが僕は好きです」と語り、「ホイホイ好きな人が変わる人というよりかは、これぐらいずっと一途に想っていられる人でいたいです」と持論を述べる。
また、三角は瑠璃との出会いによって運命が大きく動き出すが、目黒自身も運命の出会いはあったのだろうか。「一つ欠けても今の自分はないな、と思うことが本当に多いです」とこれまでの出会いに感謝。さらに、役者としての出会いについては、「毎回現場で、本当に自分は恵まれているなと思います。出会う人が愛を持っていろんなことを教えてくださるんです。だから自分も一個もこぼせないから、ちゃんと全部学びを拾っていきたい」とかみしめるように語っていた。(編集部・梅山富美子)