牧島輝、子役からの粋な差し入れにほっこり「唇がカサカサなので…」
俳優の牧島輝が3日、都内で行われた映画『海岸通りのネコミミ探偵』の公開記念舞台あいさつに登壇し、子役とのほほ笑ましいエピソードを明かした。イベントには、和田正人、星野真里、進藤丈広監督も登場した。
本作は、いなくなったペットを捜すペット探偵コンビの交流を描くドラマ。人生どん底状態の青年・猫塚照(牧島)は、ひょんなことからペット探偵・猿渡浩介(和田)のもとで見習いとして働き始める。そんななか、飼い猫を捜す少年・三浦裕太(菊池爽)が依頼に訪れるが、浩介は相手にせず。両親が離婚調停中だという裕太の境遇を聞いた照は、他人事と思えずに猫捜しに乗り出す。
ミュージカル「刀剣乱舞」の大倶利伽羅役など舞台を中心に活躍する牧島は、本作が映画初主演。「動物が大好き」と話す牧島は、「初めて主演で出演できる映画がとても優しく温かくて、動物が出てきてすごくうれしいです」と笑みを浮かべ、「現場の雰囲気も温かくてほんわかした感じでした」と振り返った。
撮影中は、母親役の星野が嫉妬するほど、裕太を演じた菊池に懐かれていたという牧島。「子供と接する機会がそんなになく、末っ子だし、あまり(子供は)得意なほうじゃないです」と言いながらも、「(なぜか)子供には好かれるのでうれしいです」と笑顔を見せた。
その菊池からもらったという手紙には、「今回共演できて僕は楽しかったし、うれしかったです」という言葉と共に「僕と牧島くんは兄弟みたいです。似ているところが二つあります。肌が白いところと唇がカサカサなところです」と書いてあったといい、牧島は突然の告白に「帰りの車でどんな気持ちで読んでいいかわからなかった」と苦笑い。
この日は菊池から差し入れもあり、紙袋の中には「試写会で映画を観ました。うれしかったです。牧島くんはとっても唇がカサカサなので、ちょっといいリップクリームを差し入れします」と書かれた手紙とリップクリーム。9歳の子供からの粋な差し入れをさっそく使用した牧島は、唇を触って確かめつつ、「爽くん、カサカサしてないよ!」と大きな声で呼びかけていた。(錦怜那)
映画『海岸通りのネコミミ探偵』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開中