中川大志&橋本環奈のぶっ飛び演技を共演者らが絶賛
俳優の中川大志と橋本環奈が4日、都内で行われた映画『ブラックナイトパレード』レッドカーペットパレードおよび完成披露舞台あいさつに出席。劇中、中川と橋本はともにぶっ飛んだ演技を披露しており、そのはじけっぷりを共演者らが絶賛した。イベントには主演を務めた吉沢亮をはじめ、渡邊圭祐、玉木宏、福田雄一監督も出席した。
【画像】クリスマスムード一色!『ブラックナイトパレード』イベント
映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の原作者である中村光のコミックを福田監督が実写映画化した本作。受験も就活も失敗し、何をやってもうまくいかない青年・日野三春(吉沢)が、ひょんなことでクリスマスを裏で運営する謎の会社にスカウトされ、ブラックサンタとして働き始める姿を描いたコメディー作品。
中川は原作でも人気のハイテンションDQNキャラ・田中皇帝(通称:カイザー)を演じている。劇中では、金髪で一本歯が抜けており、奇抜なファッションを披露しているが、中川は「現実とファンタジーのバランスが絶妙で、三春とカイザーも普通の日常に居そうなんです」と自身の役柄を説明。しかし吉沢から「カイザーくんは(現実社会には)どこにもいないと思うよ」と突っ込みを入れられると、中川も「確かに……」と苦笑いを浮かべつつ「二度と着ることがないようなキラキラしたダウンを着ていますしね」と納得したようだった。
かなり癖の強い役だが、自身がカイザーを演じることになったとき、中川は「役が決まってからずっとドキドキしていました」と不安だったことを明かすと、福田監督も「僕的にもカイザーが一番不安でした。どうなるんだろうと思っていたのですが、現場に入ったらすぐにそんな気持ちをひっくり返してくれました」と中川の演技に脱帽したという。吉沢も「カイザー最高でした」と太鼓判。さらに吉沢は「大志がちょくちょく、なかやまきんに君の物まねをしているんです。2か所ぐらいあるので、ぜひ注目してください」とおすすめポイントとして中川のはじけっぷりを挙げた。
一方、三春の仲間となる北条志乃を演じた橋本も、福田組でおなじみの“変顔”を披露しているようで、司会者から「過去最高レベルの変顔だったようですね」と振られると「わたしはバグってしまっていて、どれだけすごかったのかわからないんですよ」と苦笑い。それでも「毎回福田監督の作品に行くたびに顔が崩れていっている気がします。毛穴まで開いてしまって、撮影が終わった後、もとに戻すように調節している感じです」とあっけらかんと話した。
中川、橋本共に存分に個性を発揮した本作。橋本は「撮影中は面白いことをしているという感覚がなく、必死にやっていました。アゴが外れそうになるなど“ガー”っとやっているので、それを笑っていただければうれしいです」と作品をアピールした。(磯部正和)
映画『ブラックナイトパレード』は12月23日より公開