ジェームズ・キャメロン、『アバター』続編がコケる心配はしていない「私が気に入った映画なら、皆も気に入る」
巨匠ジェームズ・キャメロン監督による13年ぶりの続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がいよいよ12月16日に全世界公開を迎える。製作費は、ハリウッド史上最も高額なものの一つとなる3億5,000万ドル~4億ドル(約490億円~560億円)だとも伝えられており、キャメロン監督自身「(元を取るためには)歴代3位か4位の興行収入を上げる必要がある。それが基準で、それでようやくとんとんだ」と米 GQ Magazine に語るなど、彼の肩に大きなプレッシャーがかかっていることは想像に難くない。しかし実際には、キャメロン監督は同作がコケる心配はしていないという。(1ドル140円計算)
【動画】海の世界すごすぎ!『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』予告編
世界興収ランキング歴代1位の『アバター』、3位の『タイタニック』と大ヒット作を世に送り出してきたキャメロン監督だからこそ、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でついに失敗し、権威が地に落ちることになるのではと期待する人々もいる。Varietyにそのことについて聞かれると、キャメロン監督は「この映画がコケることか? わたしはそのことは心配していない。人生で芸術的なことをする際は何事も、(インターネットの)荒らしや何でも否定する人々に左右されるべきではないと思っている。自分が正しいと思うところへ、ただ行けばいいんだ」とざっくばらんと語る。
しかし、ある強みがある点が、キャメロン監督が大ヒット作を連発してきた理由のようだ。「そしてある意味、自分のために作るんだ。だが、わたしの好みはすごくブルーカラー(肉体労働者的)で一般的なもの。難解なものではない。もしわたしが自分の映画を気に入れば、他の人たちもその映画を気に入るだろうということはわかっている。究極的に言えば、とても単純なことなんだ」と秘密を明かした。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、深海探検家でもあるキャメロン監督が神秘の星パンドラの海の世界を描く超大作。先日、ロンドンでワールドプレミアが開催され、海外メディアからは絶賛の声が上がっている。(編集部・市川遥)