吉高由里子×北村匠海「星降る夜に」千葉雄大らキャスト一挙に発表&ティザー映像も公開
吉高由里子と北村匠海が共演するテレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」(2023年1月17日スタート・火曜よる9時~放送)から、千葉雄大、光石研、水野美紀ら新キャストが発表された。あわせて、吉高と北村が“鼻キス”をするティザー映像が公開された。
【画像】吉高由里子と北村匠海が“鼻キス”「星降る夜に」ティザー映像
大石静が脚本を務める本作は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村)が、星降る夜の出会いを機に、運命の恋を育んでいくさまを描く。さらに、ディーン・フジオカふんする45歳の心優しき“ポンコツ天然”新人ドクター・佐々木深夜も登場し、トライアングル・ラブが展開する。
千葉、光石、水野のほか、猫背椿、長井短、中村里帆、吉柳咲良、駒木根葵汰、若林拓也、宮澤美保、ドロンズ石本、五十嵐由美子、寺澤英弥が出演。鈴と一星を一番近くで見守るのが、千葉演じる一星の親友・佐藤春。一星が勤める「遺品整理のポラリス」の遺品整理士でもある春は、手話が堪能でしかも毒舌。おしゃべりで面倒見のいい春だが、実は周囲には語らない過去や、妻に対する複雑な感情がある。
「遺品整理のポラリス」の社長・北斗千明役を水野、一星に恋心を抱いている北斗の娘・北斗桜役を吉柳、リーゼントを愛する新入社員・桃野拓郎役を若林、定時で帰る鑑定士・服部洋美を宮澤、ベテラン遺品整理士・岩田源吾役をドロンズ石本が担う。
また、鈴が勤める「マロニエ産婦人科医院」の産婦人科の院長を務めるのが麻呂川三平役を光石、レディース「ピンクエンペラー」の元総長で、野性味あふれる看護師長・犬山鶴子役を猫背、低いテンションでシニカルな毒を放つ看護師・蜂須賀志信役を長井、真面目で正義感あふれる優秀な看護師・伊達麻里奈役を中村、鶴子の息子でピンク髪の犬山正憲役を駒木根が務める。正憲は、添い寝店「スリーププリンス」で指名 No.1の“添い寝士”の“チャーリー”の愛称で親しまれ、昼はデリバリーのバイトもしている。
両親を亡くした一星と一緒に暮らす、音のない世界で陽気に生きる祖母・柊カネ役で、日本ろう者劇団の女優・五十嵐が出演。シャンパン好きで陽気、お節介ですぐ前衛的なダンスを踊るファンキーな祖母が、鈴と一星の恋を強烈に後押しする。さらに、鈴や北斗が通うことになる手話教室の講師・橋本英雄役で、現役で手話講師を務める寺澤が登場する。
さらに、ティザー映像も公開された。漆黒の闇の中、孤独な表情で佇む鈴のもとに、温かい光をまといながら現れる一星。彼に優しく頭をなでられた鈴は、瞬く間に笑顔を取り戻していく。「人は恋で生まれ変わる。教えてくれたのは、10歳下のあなたでした」と吉高が語る印象的なキャッチコピーと共に、まばゆい光に包まれながら“鼻キス”をして、愛おしそうに見つめ合う鈴と一星の姿を見ることができる。(編集部・梅山富美子)
千葉雄大コメント
出演オファーをいただいたとき、「素敵なタイトルだなぁ」と思いました! そう思って台本を読み進めたらいきなり下ネタが出てきて、「もう好き」となりました。生きるって大変で、ひとりでいると寂しいし、誰かといると煩わしさもあって……仰々しく感じる人生のできごとって意外とシンプルだったり、逆にくだらないことにすごく時間をかけたり。そんな空気感を僕は感じました。僕が演じる春は今のところ、親友の一星に振り回されそうな役回りになりそうですが、それを心底嫌がっているわけではなく、何だかんだやっちゃってるところが愛おしい人だなと思います。そんなところを楽しんでもらえるよう努めます。実はすでに手話の練習も始めているのですが、難しいところもありつつ、先生方が最高なので、楽しみながら練習させていただいています。練習が終わってからもセリフとは別の手話を教えていただきながら雑談したりする時間がすごく楽しいです。一星を演じる北村匠海くんは、すごく大人っぽい面もあれば無邪気な面もあって、思わず目で追っちゃう人だなぁと思います。また、吉高由里子さんとは“はじめまして”なのですが、吉高さんの周りの温度は数度上がる気がするので、寒い冬の撮影も乗り切れそうです。星が出ていようがいまいが、視聴者の皆様の火曜の夜にそっと寄り添ったり、たまに背中を叩いたり、体温を感じられる時間になればいいなぁと思います。よろしくお願いします。
猫背椿
昨年参加させていただき、自分でも大好きだった「あのときキスしておけば」という作品の首脳陣集結によるこの作品に呼んでいただけたことは、自分にとって最高のご褒美です!! 今回は、さまざまな色や形の石が不作為に並べられても面白いモザイク模様を為すように、“ひとつひとつが面白ければ集まったらめっちゃ面白い!!”みたいな台本です。大石静さんの本の登場人物にはみな独特の可愛らしさがあって愛おしいのです!! 尖っているところ、まあるいところ、へこんだところ、それぞれがそれぞれの形のままで病院を構成したり、遺品整理会社を構成したりしていて、受け取り方もそれぞれで良いような、「みんな違って、みんないい」とはこのドラマのことなのです!! その中で、私が演じる犬山鶴子は新人の佐々木先生にも容赦ないけど、大元の根っこの部分には“関わりのできた人への愛とリスペクトがある人”だと思っています。若い頃のヤンチャぶりは、隠そうとしてるけど時に出ちゃう……のでしょうね 吉高由里子さんは強さと儚さを同時に感じる不思議な魅力のある方だと思います。北村匠海さんと吉高さんのコンビネーションは何だかとてもしっくり来てしまい、観る前から期待させられてしまいます!!
長井短
出演オファーをいただいて、とてもうれしかったです。新しいドラマ枠で、しかも9時!私、関わって大丈夫か? なんて自嘲しかけますが、胸を張ってこのドラマの一員になれるよう頑張りたいです。吉高由里子さんと北村匠海さんはずっとご活躍されているお2人なので、どんな方なんだろうとワクワクしています。大石さんの脚本のドラマに出演させていただくのは「家売るオンナの逆襲」(2019)以来、今回が2度目ですが、すぐにでも声に出したくなる脚本だなぁという印象です。「私のことを想像しながら書いてくれたのかな?」と感じられることは、俳優として一番の幸せだと思っています。楽しみです。人って「いろんな働き方があるって言っても、結局みんな健気に一生懸命な人が好きで、わかりやすい頑張りを評価するんでしょ?」って、卑屈になってしまう時があります。一方、私が演じる蜂須賀は他己評価をぶち破ることができている女性だなと感じていて、とても憧れるキャラクターです。この作品が決まってすぐ、手話を学んでいる友人と食事に行きました。看護師の友だちはいないので募集しています。すべての物語に当事者がいることを忘れずに、誰も置き去りにしない作品にしたいです。よろしくお願いします。
光石研
スタッフ、キャストのお名前を聞いて心が躍り、ワクワクしております。今回は大石静先生のオリジナル作品ですが、さすが大石先生! 軽妙洒脱! 時に笑い、時にジワって沁み渡るセリフは、俳優冥利につきます! また、今回演じる麻呂川三平についても、貴島彩理プロデューサーと深川栄洋監督からキャラクターの構想を聞き、俳優の琴線を刺激されました。今からワクワクしております。吉高由里子さんのことは10数年前から知っていますが、若き天才! 北村匠海くんとは(『にじいろカルテ』に続き)2度目の共演ですが、なんともナチュラルで本当に匠な方! このお2人の共演は見ものです。視聴者の皆さんも、個性豊かな出演者の化学反応をどうぞ楽しみにしていてください!
水野美紀
深川栄洋監督作品には「にじいろカルテ」以来の参加。うれしいです。深川さんは毎シーン、役者が驚いてワクワクするような、想像を超える演出をされる方です。今回も現場でシーンがふくらむのが楽しみです。また、大石静さんの脚本も登場人物のキャラクターがみんな、とても人間味があって魅力的に描かれているので、ワクワクします。吉高由里子さんとは“はじめまして”ですが、シリアスな芝居だけでなくコメディーにも明るそうな方。北村匠海くんとは「にじいろカルテ」でご一緒しましたが、当時も真摯に仕事に取り組まれていて、とても穏やかで柔軟な印象を持ちました。お2人と一緒にお芝居するのが楽しみです。視聴者の皆さん、寒い時期ですが、ドラマの中の我々に会いに来てください。少し、心がぽかぽかするかもしれません。