富岡涼、『Dr.コトー診療所』出演後の周囲の反響どうだった?
映画『Dr.コトー診療所』(公開中)で俳優復帰を果たした富岡涼。復帰は本作のみで、現在は会社員として働いていることも話題になっている。SNS上では限定復帰に対し感謝の声が続々と上がっているが、富岡自身はどう感じているのか。撮影現場でのエピソードとともに、周囲の反響について明かした。
「Dr.コトー診療所」は、山田貴敏の同名コミックをもとに、離島医療に情熱をかける外科医“Dr.コトー”こと五島健助の熱い闘いを描いた大ヒットシリーズ。16年ぶりの続編となる映画版には、テレビドラマシリーズを手掛けた中江功監督、吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎ら懐かしのメンバーが総出演した。(取材・文:森祐美子)
Q:共演者の方とのエピソードを教えてください。
吉岡さんは初日の舞台あいさつのときに、僕が「Dr.コトー診療所」のことをよく覚えていて、ずいぶん助けられたと言ってくださったんですけど、僕も吉岡さんに「剛洋くんは昔からこうだよね」とお話ししていただくことで思い出したこともたくさんあり、本当にありがたかったです。いろいろと話も聞いていただきました。柴咲さんは、ふらっと傍に来て「久しぶり! 全然変わってないね」と気さくに声をかけてくださってうれしかったです。小さい頃から知っている彩佳姉ちゃんっていう感じで、自然とその関係に戻れました。時任さんは昔から優しい雰囲気でしたが、変わらず、優しいお父さんでした。最初に再会したときの印象は、相変わらず大きいなって(笑)。自分も当時に比べたら背が伸びたのに、まだ見上げる状態だったので、お父さんはいつまでも大きいんだなと思いました(笑)。
Q:完成した映画をご覧になった感想は?
オープニングのシーンから、このあと先生に会えるというワクワク感がありました。島のみんなの日常があって、そこには当たり前のようにコトー先生がいる。テレビドラマは、コトー先生が全然島の人たちに受け入れてもらえないところから始まりましたが、こうやって、最後に島の人たちと家族になったところを見せてもらえてよかったなって。そして島の人たちが、それぞれ必死に生きている姿に、自分もあらためてちゃんと生きようという気持ちにさせてもらいました。
Q:映画が公開されて、反響はありましたか?
知り合いも観に行ってくれているみたいで、「観てきたよ」と声をかけてもらったりはしています。会社で普段一緒にいるメンバーは若い人が多いので、僕が昔、役者の仕事をしていたことは知っていても剛洋をやっていたことはあまり知らなくて。どちらかというと親世代の人たちから、「ドラマ観てたよ。映画も観に行くね」って声をかけてもらうことが多いです。
Q:今回の撮影を振り返ってどういう経験になりましたか?
撮影現場では、観に来てくれるお客さんに喜んでもらいたい、いいものを届けたいという思いで、みんな一丸となって作品を作り上げていて、そういうなかに自分がいられることがすごく幸せでした。働くというのは大変だけど素晴らしいことだと実感し、普段の仕事もより一層頑張らないと、という気持ちにさせてもらえました。本当に貴重な経験になりました。