アカデミー賞レースで大暴れ!A24のマルチバース映画『エブエブ』本予告編が公開
『ミッドサマー』などのA24が製作し、現在第95回アカデミー賞の賞レースを騒がせている新作映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称:エブエブ)の本予告編が公開された。
【動画】ミシェル・ヨーがマルチバースでバトル!『エブエブ』本予告編
本作は、『スイス・アーミー・マン』のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)監督がメガホンを取ったアクションエンターテインメント。破産寸前のコインランドリーを経営する主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)が、突如として並行世界からやって来た、別の夫とマルチバースへダイブ。“別の宇宙を生きるエヴリン”が持つ様々な力を得て壮大な戦いに挑む。
先日発表された第80回ゴールデン・グローブ賞では6部門でノミネートされ、主演女優賞(コメディー/ミュージカル)と助演男優賞を受賞。第28回放送映画批評家協会賞では作品賞や監督賞を含む5部門で受賞するなど、ノミネートを含め、アカデミー賞レースを席巻中だ。
本予告編では、全宇宙にカオスをもたらす“強大な悪”の正体が明らかに。衝撃の真実を知ったエヴリンは、カンフーマスター、料理人、歌手など、別の宇宙の自分が持つスキルにアクセスできる“バース・ジャンプ”を駆使して戦いに挑む。エヴリンの気弱な夫ウェイモンドも、別の宇宙ではたくましい戦士に。『グーニーズ』のキー・ホイ・クァンが演じるウェイモンドの鮮烈なアクションにも目を奪われる。
監督のダニエルズは本作について、ファミリードラマ、SF、哲学、カンフーなど、様々な要素を含む12ものストーリーラインを組み込んだと明かす一方で「様々な要素を盛り込んだ映画だが、この映画を一番簡単に言えば、混沌の中で家族に目を向けることの大切さを学ぶ母親の話だね」と証言。奇想天外なアクションと共に、賞レースで賞賛を浴びる、人間ドラマとしても注目の一本だ。(編集部・入倉功一)
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開