新生DCユニバース10作が発表!ラインナップ一覧
現地時間1月31日、DCスタジオCEOのジェームズ・ガンとピーター・サフランが新生DCユニバース(DCU)第1章の作品ラインナップを発表した。昨年、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、全てのDC映画、ドラマ、アニメーション、ゲームをまとめて監修する新スタジオ、DCスタジオを設立。今回発表された映画5本と HBO Max のドラマシリーズ5本は全て同じユニバースに属し、ヒーローたちが別の作品に顔を出すこともしばしば起こるという。
ちなみに、すでに発表されていた『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(原題) / Joker: Folie a Deux』(2024年10月4日全米公開)や、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の続編『ザ・バットマン Part II(原題) / The Batman Part II』(2025年10月3日全米公開)などはDCUには属さず、それぞれ独立した世界の作品として「DCエルスワールズ」作品と呼ばれることになった。「Gods and Monsters(神々と怪物たち)」と題されたDCU第1章の10作品は以下の通り。
アニメーションシリーズ「クリーチャー・コマンドズ(原題) / Creature Commandos」
フランケンシュタインの花嫁を主人公に、リック・フラッグ・シニア、ニナ・マザースキー、ドクター・フォスフォラス(バットマンの敵役)、エリック・フランケンシュタイン、G.I.ロボット、ウィーゼルから成るチームの活躍を描く全7話のアニメーション。新生DCUではアニメーションも実写作品とリンクさせるため、ボイスキャストは実写版にも登場することになる。
実写シリーズ「ウォラー(原題) / Waller」
ヴィオラ・デイヴィス演じるアマンダ・ウォラーを主人公にした実写シリーズ。「ピースメイカー」シーズン1と2の間の出来事を描き、「ピースメイカー」のキャストの何人かがレギュラー出演する予定。
実写映画『スーパーマン:レガシー(原題) / Superman: Legacy』2025年7月11日全米公開
本格的な新生DCU立ち上げ作品とみなされている実写映画。ジェームズ・ガンが現在、脚本を執筆中で、ピーター・サフランはガンに監督もしてほしいと考えている。オリジンストーリーではなく、スーパーマンがクリプトン人として生まれ、人間として育ったことに折り合いをつけるような物語で、善人対悪人という構図から脱却することを目指しているのだという。
実写シリーズ「ランタンズ(原題) / Lanterns」
グリーン・ランタンのハル・ジョーダンとジョン・スチュワートを主人公にした実写シリーズ。人気ドラマ「TRUE DETECTIVE」のようなミステリーになる。
実写映画『ジ・オーソリティ(原題) / The Authority』
ジ・オーソリティはスーパーヒーローチームで、DCが買収したワイルドストームのキャラクターたち。ジェームズ・ガンが最も情熱を注いでいる企画の一つだという。ジ・オーソリティは世界をよくするためなら殺人もいとわない。
実写シリーズ「パラダイス・ロスト(原題) / Paradise Lost」
女性だけのアマゾン族の故郷であり、ワンダーウーマンが生まれたセミッシラ/パラダイス島を舞台にした、「ゲーム・オブ・スローンズ」タイプの実写シリーズ。
実写映画『ザ・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド(原題) / The Brave and the Bold』
バットマンとロビンの活躍を描く実写映画。本作のロビンは、バットマン/ブルース・ウェインの実子ダミアン・ウェインだ。ブルースはダミアンの存在に10年もの間気付くことがなく、彼は暗殺者として育てられた。「バット・ファミリー」の他のメンバーも登場する予定。バットマン役には新たな俳優がキャスティングされる。
実写シリーズ「ブースター・ゴールド(原題) / Booster Gold」
はるか未来からやって来て、ブースター・ゴールドと名乗りスーパーヒーローのふりをする負け犬の実写シリーズ。
実写映画『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題) / Supergirl: Woman of Tomorrow』
スーパーガール/カーラを主人公にした実写映画。スーパーマンが地球に送られ愛情深い両親に育てられたのとは対照的に、クリプトン星にとどまり、14年にわたってただ人々が死ぬのを見ながら育ったカーラは、今までになく荒々しくはちゃめちゃなスーパーガールになっているのだという。
実写映画『スワンプ・シング(原題) / Swamp Thing』
かつては人間だったモンスター、スワンプシングのダークな起源をたどる実写映画。
以上がDCU第1章の10作だが、今後いくつかサプライズ作品が発表される可能性もあるという。(編集部・市川遥)