本能寺の変、場面写真公開!『レジェンド&バタフライ』血しぶき浴びる信長
木村拓哉が織田信長役で主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(公開中)から、「本能寺の変」の場面写真が公開された。クライマックスとなる本シーンは丸4日間かけて撮影が行われたという。
大河ドラマ「どうする家康」も話題の脚本家・古沢良太と、映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督のタッグにより、政略結婚に始まった信長(木村)と濃姫(綾瀬はるか)の夫婦の絆を総製作費20億円の壮大なスケールで描いた本作。歴史上最大の下剋上とも言われる「本能寺の変」は、1582年6月2日、信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲した事件。対抗しきれないと悟った信長は寺に火を放ち自害した。
本作で描かれる「本能寺の変」では、信長が濃姫との約束を守るため、なんとしてでも彼女の元へ帰ろうとする、「生きること」に執着する姿が映し出されている。4日間に及んだ撮影では、日を追うごとに木村の衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた。大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」とオーダーを出したという。
公開された場面写真には、血しぶきを浴びた信長のアップ、燃え盛る炎を背景にした信長、目を見開いた信長と小姓の森蘭丸(市川染五郎)などが収められている。
信長を演じた木村は「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影を述懐。脚本を担当した古沢も、「やはりクライマックスは一番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた二人の最後は、必見だと思います」と自信を見せている。
なお、2月15日19時15分より木村拓哉と大友啓史監督が、公式SNS上で実施している期待・感想投稿キャンペーンの参加者たちとオンラインでトークする、オンライン・ファンセッションを、東映映画公式YouTubeチャンネルで生配信予定(20:00終了予定)。(編集部・石井百合子)