惹き込まれる!「美しい彼」平良役・萩原利久の魅力
放送中のドラマ「美しい彼」シーズン2で、平良一成役を務める萩原利久の演技に魅了される人が続出している。
本作は、「流浪の月」などで知られる凪良ゆうの同名小説を、2021年に実写ドラマ化した「美しい彼」の続編。シーズン1では、無口で根暗“ぼっち”を極める平良(萩原)と、圧倒的カリスマ・清居奏(八木勇征)が惹かれ合う物語が描かれ、国内外で反響を呼んだ。
シーズン1の平良は、“キング”清居に心を奪われて以来、彼にだけ忠誠を尽くし続けているが、清居が自分のことを好きになるとは微塵も思わず。高校最後の日、清居にキスをされても、その思いに気づくことができない。清居のものでいたいと願うが、“キング”が自分なんかを……と一筋縄ではいかない態度を取り続ける。その劣等感が入り交じる熱狂的な思いが、逆に清居を翻弄(ほんろう)。そんな平良を萩原が好演した。
2人は紆余曲折の末、恋人になったものの、放送中のシーズン2でも平良の信仰にも似た偏愛は変わらず。シーズン1に続き、清居への一途で独特な思いを見事に表現する平良役の萩原について、SNS上では「自然な演技で本当に惹き込まれる」「演技スゴすぎ」「演技すると本当に陰キャに見えるからまじですごい」と絶賛の声が上がっている。
役によってまとう雰囲気がガラリと変わり、さまざまな顔を見せてきた萩原は、1999年2月28日生まれの23歳。2008年から活動し、「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」、映画『十二人の死にたい子どもたち』『アイネクライネナハトムジーク』など数多くの話題作で存在感を発揮。ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」「大江戸スチームパンク」、映画『イノセント15』『ウィッチ・フウィッチ』では主演を務めた。なお、『ウィッチ・フウィッチ』の酒井麻衣監督とは、「美しい彼」でもタッグを組んでいる。
また、2021年のドラマを再編集した『美しい彼~special edit version~』が3月10日から1週間の限定上映、シーズン2のその後を描く『劇場版 美しい彼~eternal~』が4月7日に公開を控えている。進路という現実に直面するなど、否応なく平良が変化を求められることもあり、少しずつ前に進む平良と清居がどのような物語を紡ぐのか、期待が高まる。(編集部・梅山富美子)