4月期日曜劇場で“ようようコンビ”再び!「ラストマン」新キャスト発表
福山雅治主演の4月期TBS日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜よる9時~9時54分)に、吉田羊と寺尾聰が出演することが5日、明らかになった。本作は福山演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見と大泉洋演じる孤高の刑事・護道心太朗コンビの活躍を描くストーリーで、吉田は心太朗と犬猿の仲にある警部補に、寺尾は心太朗の父である元警察庁長官にふんする。
本作は、人たらしな性格で鋭い分析力、嗅覚、触覚を備えたFBI捜査官・皆実(福山)と、犯人を捕らえるためには手段を問わない警察庁人材交流企画室の室長・心太朗(大泉)、対照的な性格の2人がバディを組んで難事件に挑んでいく物語。
吉田演じる佐久良円花(さくら・まどか)は、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる警部補。凛々しさと優しさを併せ持ったリーダー。吉田は、大泉と大河ドラマ「真田丸」(2016)や三谷幸喜の舞台「子供の事情」(2017)、WOWOWのリモートドラマ「2020年 五月の恋」などで度々共演。昨年開催された吉田の25周年を記念した音楽コンサートでは大泉をゲストとして招くなど、公私ともに親交が深いことで知られるが、本作では「ワケあって犬猿の仲」という設定での共演。福山とは映画『SCOOP!』(2016)、『沈黙のパレード』(2022)に続いて3度目。日曜劇場枠では、レギュラーでの出演はこれが初となる。
一方、寺尾が演じる心太朗の父・護道清二(ごどう・せいじ)は、由緒正しい護道家を守り、自身も第21代警察庁長官を務めた。引退した現在は海の見える別荘で人生を謳歌しているが、日本に来た皆実の動向を気にかけている。現在、映画『ラーゲリより愛を込めて』が公開中の寺尾。日曜劇場への出演は「陸王」(2017)以来、約6年ぶりとなる。
吉田羊、寺尾聰、編成プロデュース・東仲恵吾のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
吉田羊(佐久良円花役)
私が演じる佐久良は女性初の捜査一課長と目されている検挙数ナンバーワンの凄腕警察官という設定。彼女にとってのファーストプライオリティは犯人を挙げることではありますが、それがスタンドプレイではなく、あくまでチームワークとして地道な捜査を積み重ねて成し遂げようとするところが、根がまじめな人なのかなと感じます。爪を隠すタイプらしく、強さだけではなく内に熱さやしたたかさみたいなものを秘めつつも、あくまで人あたりは柔らかくしなやかで部下からの人望も厚いというキャラクターですので、説得力を持って演じられるように頑張りたいと思います。福山さんとは2作品ご一緒させていただいていますが、キャラクターが崩れるギリギリのアドリブが本当に秀逸で、今回も多く絡ませていただきますのでそれを楽しみにしています。大泉さんは、お芝居でもプライベートでも相手の良さを引き出してくれる方だなと思っています。圧倒的な演技力と人間力がおありの方なので、大泉さんの胸を借りつつ、でも仕掛けるところは仕掛けつつ、共演経験がある私たちだからこそ出せる雰囲気が作れたらいいなと思っています。警察ドラマならではの醍醐味がたっぷり詰まった痛快なエンターテインメント作品となっております。個性豊かなメンバーとともにチーム一丸となって、日曜の夜の楽しみを皆さんにお届けしたいと思います。皆様応援よろしくお願いいたします。
寺尾聰(護道清二役)
日曜劇場という枠のことだけで言えば、『仰げば尊し』という作品でとても楽しいドラマを作って、そのあと『陸王』でお声をかけていただいて出演しました。その後日曜劇場は当分ないかなと思っていたら、お声をかけていただいたので楽しみに思っています。脚本の黒岩さんとは、前に一度他局でご一緒したことがあり、非常に才能豊かなシナリオライターだと実感していたので、非常に惹かれます。どんな展開でどういう流れのドラマを作るのか、その中で私はどういう役割を果たせばいいのか楽しみに感じています。主演の福山さんはお芝居ではご一緒したことがないので、今回お芝居する場面があれば楽しみなのですが、福山さんと大泉さんの2人がお芝居でどういうふうにやり取りするのかなっていうのが視聴者のみなさんと同じようにすごく楽しみです。最近は、“これからスタートするぞ”っていう若い俳優さんとご一緒することがすごく楽しみでしたが、今回のメンバーを見ると皆さん完成されている方ばっかりで……ちょっとこっちが緊張しちゃう気がします(笑)。
編成プロデュース・東仲恵吾
無敵のふたりに、さらに最強のふたりが加わりました。吉田羊さんに演じていただく佐久良は、柔らかさと力強さを持ちあわせていて、それを使い分けながら刑事たちを率いるかっこいいリーダーです。佐久良というキャラクターを考えるときに、吉田羊さんをイメージしながら作り上げました。まさに新時代のリーダーを演じていただくことを楽しみにしています。そして、寺尾聰さんに演じていただく護道清二は、警察庁長官を引退してもなお隠しきれないカリスマ性があるという役柄です。寺尾さんにオファーさせてもらった際にお会いしたときの穏やかさとその奥にある鋭さやオーラがまさにうってつけだと思っております。今後、皆実たちにどのような形で絡んでくるのかも大きな見どころです。