トム・サイズモアさん61歳で死去『プライベート・ライアン』『ヒート』出演
映画『プライベート・ライアン』『ヒート』などに出演した俳優のトム・サイズモアさんが、現地時間3日にアメリカ・カリフォルニア州の病院で亡くなったとVarietyほか各メディアが報じた。61歳だった。
サイズモアさんは、現地時間2月18日に自宅で倒れているところを発見され病院に運ばれたが、脳動脈瘤と診断され昏睡状態にあった。家族は助かる見込みがないことを医師から告げられており、生命維持装置が外されたサイズモアさんは、2人の息子と弟に見守られながら息を引き取ったという。
1961年11月29日にミシガン州デトロイトで生まれたサイズモアさんは、ニューヨークでの舞台活動を経て、オリヴァー・ストーン監督の『7月4日に生まれて』(1989)で映画デビュー。悪役から相棒役まで、個性的な脇役を演じ、スティーヴン・スピルバーグ監督作『プライベート・ライアン』では、トム・ハンクス演じるミラー大尉をサポートするホーヴァス軍曹役を務めた。
私生活では、薬物所持による逮捕や恋人へのDV問題などトラブルが度々報じられたが、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『トゥルー・ロマンス』『スリー・リバーズ』『ブラックホーク・ダウン』など数多くの話題作に出演し、バイプレーヤーとして活躍した。(編集部・入倉功一)