寺田心、タキシードで大人モード『シャザム!』吹替声優に「夢のよう」
人気子役の寺田心が13日、アクアシティお台場で行われた映画『シャザム!~神々の怒り~』の“神”アートお披露目イベントに出席し、本作でユージーン役の日本語吹替声優を務めることが発表された。寺田は、見た目は大人なのに中身は子供なヒーロー、シャザムにちなみ、サングラスにタキシードという“オトナ”な姿で登場し会場を沸かせた。
本作は、最強のヒーローに変身した少年が騒動を巻き起こすさまを描いた、ヒーロー映画『シャザム!』の続編。寺田は、シャザムと同じグループホームの仲間の一員である、ユージーンの日本語吹替え版声優を務める。イベントには、メアリーの声を担当する平野綾と、墨絵・陶墨画アーティストの西元祐貴も出席。西元が、本作の見どころシーンを水墨画で表現した”神”アートも披露された。
14歳の寺田はこの日、タキシードにサングラスという姿で登場。ボイスチェンジャーで声も野太くするなど、徹底した“大人モード”で特設されたレッドカーペットを歩き、司会者から「どなたですか?」と問われ「寺田心です」と正体を明かすと、大きなどよめきが上がる。
ユージーンの声を担当することが本日発表された寺田は、シャザム役の宮野真守や平野をはじめ、豪華声優が集まった本作に「すごい声優さんたちのなかで、自分が参加できることが夢のようでした」と興奮気味。実際の映像に日本語を合わせる作業は「とても難しかった」と苦労も多かったというが「できたときはとても嬉しかった」と充実感をにじませていた。
寺田といえば、幼少期から芸能活動を開始し、映画やドラマへの出演も多数ある。司会者から、本日発表された第95回アカデミー賞で、子役時代に活躍し、紆余曲折を経て助演男優賞を受賞した、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のキー・ホイ・クァンの話題に触れると「僕も獲ってみたいです」と野望を明かし、そのために「いまは一つ一つお仕事に向き合って頑張っていきたいです」と抱負を述べていた。
また「最近大人になったなと感じることは?」という質問に寺田は「健康に気をつけるようになりました」と発言。14歳にしてプロらしい発言に会場がどよめくと「もう一つ、たそがれることにハマり始めました。最近学校に朝早く行って、四季のなかで風を感じると、大人になったなと思います」と回答し、さらに周囲をどよめかせていた。(磯部正和)
映画『シャザム!~神々の怒り~』は3月17日より全国公開