菅田将暉、松村北斗の話題賞受賞祝福 『すずめの戸締まり』に「気づいたら号泣」
第46回日本アカデミー賞
第46回日本アカデミー賞話題賞の俳優部門で受賞したSixTONESの松村北斗が10日、授賞式に出席。前年度の受賞者・菅田将暉からの祝福を受け、「あらためてここに立って話題になっていた、そして誰かのもとに届いていたというのを実感しました」と喜びをかみしめた。松村は『ホリック xxxHOLiC』の演技で新人俳優賞にも選出されている。
『すずめの戸締まり』『ホリック xxxHOLiC』により話題賞を受賞した松村。菅田将暉は「松村さんの『すずめの戸締まり』、僕映画館で観ました。気づいたら号泣していまして、映画の強度と皆様の声にいち俳優として本当に刺激を受けました。おめでとうございます」と松村を祝福。
松村は「2回連続この場所に立って本当に申し訳ない思いが。誰だよって何度も思わせてしまうなっていう思いがありますが」と恐縮しつつ、「本当にもともと素晴らしい作品に携わらせていただいているなという実感をもちろん撮影中も公開中も思っていましたが、あらためてここに立って話題になっていた、そして誰かのもとに届いていたというのを実感しました。こんな僕を話題にしていただいて本当にありがとうございます。すみませんでした」と謙虚にスピーチした。
クリエイター集団CLAMPのコミックを『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』などの蜷川実花監督が実写映画化した『ホリック xxxHOLiC』では、人の心の闇に潜む“アヤカシ”が視える能力に苦悩する高校生（神木隆之介）の同級生・百目鬼静（どうめき・しずか）を演じた。寺の息子である百目鬼は原作ファンの間でも絶大な人気を誇るクールかつ寡黙なキャラクターで、弓の名手でありアヤカシを祓う力を持つ設定。新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり』では、声優初挑戦。“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」の青年を演じた。
日本アカデミー賞話題賞は、1980年の第3回から創設。放送開始から55周年を迎えたニッポン放送の看板番組「オールナイトニッポン」リスナーの「今年、最も話題を集めた」と思われる作品と俳優を元に投票で決定。 全部門の中で一般の映画ファンが投票に参加できる唯一の賞でもある（※選考対象作品：2022年1月1日～2022年12月31日までの期間に公開され、選考基準を満たした作品）。
作品部門では『ONE PIECE FILM RED』が受賞した。（編集部・石井百合子）