元SMAPのオートレーサー森且行、復帰をSMAPメンバーに報告していた!
元SMAPのオートレーサー森且行が18日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」内で上映されたドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』の舞台あいさつに登壇。森は、4月6日の埼玉・川口オートレース場で約2年3か月ぶりに復帰することが17日、オートレースを管轄するJKAから発表されたが、司会者から「SMAPのメンバーとは連絡を取ったとお聞きしましたが」と話を振られると「JKAさんから発表される2日前に復帰のことは言いました」と語るも「映画のことは伝えていないんです」と発言し、会場を驚かせていた。舞台あいさつにはメガホンを取った穂坂友紀監督も出席した。
森はアイドルから転身後24年目にして“オートレース日本一”の称号を得たが、その後レース中の落車事故で、多発肋骨骨折、肺挫傷、肺血胸、骨盤骨折、腰椎破裂骨折の重傷を負い休養を余儀なくされた。そんな中、復帰に燃える森の姿をカメラに収めた本作。
穂坂監督は、森が療養中の2021年に「リハビリ姿に密着したい」と手紙を書いたことから交流が始まったことを明かすと、森は「その手紙の熱意に感動して、ちょっと任せてみよう」と穂坂監督に委ねたという。初めて会った時は杖でしか歩けない体だったという森。しかしそのときから「復帰します」と力強く宣言していたことで、穂坂監督は「この人はすごい」と熱心にカメラを回したという。
森は、辛いリハビリで時には涙を流したこともあったというが「仲間に支えられました。ここまで来るにはいろいろな方の助けや、ファンの応援がありました」と周囲の支えを力に変え、4月6日、復帰することになった。森は「本当は復帰するところまでを(映画に)収めると思っていたんですよ。そうしたかったんですよね」と問いかけると、穂坂監督は「わたしの中では、この作品は完成版ではないと思っています。これからも取材を続けさせてもらいたい」と公開オファー。森も「よろしくお願いします」と復帰後の森も追い続ける約束が交わされた。
実際はまだ完璧な状態ではないという森。それでも「格好悪い姿も見ていただき、負けてもいいから徐々にはい上がっていければいい」と未来を見据えると「SGオールスターのファン投票3位に選んでいただいたので、どうしても出たかった。だから一生懸命走ります」とファンの思いを力に復帰の場に立つことを宣言していた。(磯部正和)