涙の予感…朝ドラ「舞いあがれ!」感動のフィナーレへ
俳優の福原遥が主演を務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時~ほか)は、次週ついに最終週を迎える。24日に放送された第121回の最後で予告映像が公開された。(以下、第121回の内容に触れています)
新たな短歌を書くことができず、苦悩する貴司(赤楚衛二)の姿が描かれた第121回。「おっちゃんに会いたいな」と本音を吐く貴司の背中を舞(福原)が押し、八木(又吉直樹)のいるパリへ貴司が旅立つこととなった。舞が娘の歩と一緒に貴司を見送ったのは、2020年1月。その後に訪れるコロナ禍を示唆する内容となった。
そして「会いたい人に会えない。行きたい場所に行けない」という舞の言葉と共に始まる最終週「私たちの翼」の予告映像。八木との再会を果たす貴司や、マスクをつけた祥子(高畑淳子)の物悲しい背中などが映し出され、「いつか夢は叶う。この車が空を飛ぶ日が来ると、私たちは信じています」と響く舞の力強い声。「空飛ぶクルマ」の開発を進める刈谷(高杉真宙)たちのほか、柏木(目黒蓮)や、由良(吉谷彩子)ら「なにわバードマン」のメンバーの姿も。祥子が五島の人たちと笑顔で対面するシーンもあり、思わず涙がこぼれる感動のフィナーレを予感させる。
朝ドラ・第107作目の「舞いあがれ!」は、1990年代から現在の東大阪と長崎・五島列島を舞台に、空を飛ぶ夢に向かっていくヒロインの挫折と再生を描くオリジナルドラマ。脚本は桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太が共同で担い、最終週は桑原が担当する。語りはさだまさし、主題歌は back number の「アイラブユー」。最終回は3月31日(4月1日は最終週の振り返り)となる。(清水一)