「犬神家の一族」直前SPで“逆さの二本脚”秘話
本日(4日)、NHKBSプレミアムで放送された「犬神家の一族 緊急告知!直前スペシャル」で、「犬神家の一族」の有名なシーンの一つである湖に浮かぶ逆さの二本脚にまつわるエピソードが明かされた。
横溝正史のミステリー小説を原作に、名探偵・金田一耕助が財閥・犬神家で起きる奇怪な連続殺人事件の解決に挑むさまを描く「犬神家の一族」。4日放送の直前スペシャルでは、演出を務める吉田照幸(「鎌倉殿の13人」など)、脚本の小林靖子(「岸辺露伴は動かない」シリーズなど)のインタビューや、メイキング映像などで作品の魅力を伝えた。
番組では吉田と小林が、吉岡秀隆演じる金田一耕助の魅力、大竹しのぶ演じる犬神家の長女・松子へのこだわり、1976年に公開され大ヒットを記録した市川崑監督・石坂浩二主演の映画の魅力を語ったほか、ハプニングをも生かす吉田の演出力にも言及。
また作品の奇怪さを象徴する“逆さの二本脚”は、原作に忠実に映像化されることが明らかに。1976年の映画版などでは湖に逆さの死体が浮かび脚だけが見えている設定だったが、今回は氷から脚が突き出しているシチュエーションとなる。撮影当日、本当に湖が凍っていたことから吉田監督は「あのシーンを撮っているときは夢がかなったと思った」と目を輝かせ、撮影現場でその光景を見た吉岡は「ゾッとした」と戦慄していた。
「犬神家の一族」は4月22日・29日、BSプレミアム、BS4Kで夜9時~10時30分放送。キャストには、吉岡、大竹のほか古川琴音、南果歩、堀内敬子、金子大地、芹澤興人、皆川猿時、野間口徹、小市慢太郎、倍賞美津子らが名を連ねる。(編集部・石井百合子)