高岩成二「ボウケンジャー」OPのボウケンブラックは「僕でした」ボウケンシルバー・出合正幸驚き

　“ミスター平成仮面ライダー”の異名を持つ俳優の高岩成二が4日、一ツ橋ホールで行われたドラマ「グッドモーニング、眠れる獅子2」完成披露イベントに出席し、2006年に放送されたスーパー戦隊シリーズ「轟轟戦隊ボウケンジャー」にまつわるエピソードを明かし、会場を沸かせていた。イベントには、小栗有以（AKB48）、賀集利樹、半田健人、出合正幸、ケイン・コスギ、坂本浩一監督も登壇した。

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　本作は、一見冴えない中年だが、ひとたび目覚めると戦闘マシーンに変貌する元傭兵・九條和真（高岩）の戦いを描いた、高岩の顔出し主演作の第2弾。前作の芸能マネージャーから“見習いシェフ”へと転身した九條が、一流シェフを目指す料理人志願の少女（小栗）を守るために、敵とバトルする姿が描かれる。

　平成仮面ライダーシリーズにおいて、「仮面ライダークウガ」「仮面ライダー響鬼」を除く主役ライダーのスーツアクターを務め、“ミスター平成仮面ライダー”の異名を持つ高岩。「轟轟戦隊ボウケンジャー」で高丘映士／ボウケンシルバーを演じた出合とのトーク中に「出合くんとは一見、関係がなさそうでめちゃくちゃ関係があるんですよね」と切り出すと「彼はボウケンシルバーでしたが、僕も1年間、『ボウケンジャー』に出演していたんです。知っている人います？」と会場に問いかける。

　客席がシーンとするなか、高岩は「オープニングのボウケンブラックは僕なんです」と告白。続けて高岩は「（スーツアクターの）今井靖彦がボウケンブラック役だったのですが、頭のスケジュールが合わなくて、そのとき空いているのが僕しかいなかった。なので、代わりにポッと入って、ボウケンジャーに出演していたんです」と語ると、出合は「ずっと（OPのブラックは）今井さんかと思っていました」と驚く。その言葉に高岩は「よく見ていただくと、僕っぽいです」と笑って回答していた。

　本作で悪役を務める出合と対峙（たいじ）した高岩は「出合くんはアクション経験があるけれど、畑が違うんです」とタイプが違うことを述べると「でも、さすがに熟知しているので」と熱のこもったシーンになったという。さらに高岩は、ケインとのアクションについて「彼はアクション場では全力投球だった。スピードもすごい」と賞賛すると、ケインも「高岩さんはプロ中のプロなので、とてもやりやすい。とにかく必死についていこうとしていました」と恐縮する。ケインの言葉に高岩は「必死なのは俺だよ。ついていくのがやっとだったんだから」と笑っていた。（磯部正和）

ドラマ「グッドモーニング、眠れる獅子2」は4月12日よりLemino・ひかりTVで配信開始