ジョニー・デップ復帰作の監督、暴行で訴えられる
ジョニー・デップのカムバック作となる映画『ジャンヌ・デュ・バリー(原題)/ Jeanne du Barry』で監督・主演を務めたマイウェンが、フランスのニュースサイトMediapartの編集長エドウィ・プレネルへの暴行容疑で訴えられていることが明らかになった。Varietyなどが報じた。
プレネルは現地時間3月7日、警察に告訴状を提出。それによると、2月下旬にプレネルがパリのレストランで食事をしていたところ、近くのテーブルに一人で座っていたマイウェンが突然やって来て、何も言わずに彼の髪をつかみ、顔に唾を吐きかけ、出て行ったのだという。プレネルはこの事件で「トラウマを負った」と主張している。マイウェンの弁護士はコメントしていない。
『ジャンヌ・デュ・バリー(原題)』が第76回カンヌ国際映画祭のオープニング作品に決まったと発表された直後に、今回の件が明るみに出ることになった。元妻アンバー・ハードとの泥沼離婚劇で“DV夫”というレッテルを貼られ、仕事を失ったジョニーにとって、同作は『MINAMATA-ミナマタ-』(2020)以来3年ぶりの実写映画出演作(※ジョニーは昨年6月、アンバーを名誉棄損で訴えたアメリカの裁判で勝訴している)。貧しい家庭に生まれながらも、その知性と魅力で権力の座に上り詰めていくデュ・バリー夫人(マイウェン)を描く新作では、彼女の虜となるフランス国王ルイ15世を演じている。
Mediapartはフランスにおける#MeToo運動の旗振り役として知られるといい、マイウェンの元夫で監督のリュック・ベッソンの性的暴行疑惑なども報じてきた。(編集部・市川遥)