『JAWS／ジョーズ 』撮影監督ビル・バトラーさん101歳で死去
スティーヴン・スピルバーグ監督の『JAWS／ジョーズ』（1975）などに参加した撮影監督のビル・バトラーさんが、現地時間5日に101歳で亡くなったと全米撮影監督協会が発表した。
同協会によると、1921年4月7日生まれのビルさんは、アイオワ大学で工学学位を取得し、地元テレビ局でキャリアをスタート。ウィリアム・フリードキン監督のドキュメンタリーなどに参加し、スピルバーグ監督とは、『JAWS／ジョーズ 』以前に、『ヘキサゴン』（1971）、『死を呼ぶスキャンダル 』（1973）などのテレビ映画で仕事をしている。
フランシス・フォード・コッポラ監督の『雨のなかの女』（1969）、『カンバセーション…盗聴…』（1974）、ピーター・ハイアムズ監督の『カプリコン・1』（1977）、アイヴァン・ライトマン監督の『パラダイス・アーミー』（1981）、シルヴェスター・スタローンの『ロッキー2』（1979）、『ロッキー3』（1982）、『ロッキー4／炎の友情』（1985）など名監督たちとタッグ。ミロス・フォアマン監督の『カッコーの巣の上で』（1975）ではアカデミー賞撮影賞にノミネート。また、1984年のテレビ映画版『欲望という名の電車』ではエミー賞の撮影賞を受賞している。
そのほか『グリース』（1978）、『ホット・ショット』（1991）、『チャイルド・プレイ』（1988）、『山猫は眠らない』（1992）、『アナコンダ』（1997）、『フレイルティー／妄執』（2001）など数々の話題作に参加した。（編集部・入倉功一）