ジョニー・デップ、『オーシャンズ11』出演を断っていた
ジョージ・クルーニーが2023年TCMクラシック・フィルム・フェスティバルに出席し、映画『オーシャンズ11』の裏話を明かした。
【画像】ジョニーが演じる可能性もあった『オーシャンズ11』のライナス(中央)
『オーシャンズ11』(2001)は、『オーシャンと十一人の仲間』(1960)のリメイクで、ダニー・オーシャン(ジョージ)と彼が率いる10人のスペシャリストによる犯罪ドリームチームが、ラスベガスの巨大金庫に挑む姿を描いたクライムアクション。スティーブン・ソダーバーグ監督の下、ジョージ、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードルら豪華スターが集結したことも話題となったが、キャスティングは常にスムーズに行ったわけではなかったのだという。
Entertainment Weekly によると、最終的にマットが務めることになったライナス役を断った俳優陣には、ジョニー・デップやマーク・ウォールバーグもいたとのこと。ジョージは「何人かのとても有名な人々は、僕たちに“失せやがれ”と言ったわけだ。マーク・ウォールバーグにジョニー・デップ。その他の人々。彼らは今、断ったことを後悔していると思うよ。僕がクソバットマンをやって後悔しているように」と自身の黒歴史としている『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』を引き合いに出して笑いを取った。
なお、ジョージは、ジュリア・ロバーツに同作に出てもらうために工夫を凝らしていた。「脚本と一緒に『今、君は映画1本で20(※20ミリオンドル・約26億円)もらっていると聞いたよ』というメモと20ドル(約2,600円)を送ったんだ」。このジョークはジュリアを笑わせ、無事に彼女の出演が決まったのだという。(1ドル130円計算)
『オーシャンズ11』はヒットを記録し、2004年には『オーシャンズ12』、2007年には『オーシャンズ13』が制作されたほか、2018年にはサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンが率いる女性犯罪チームを描く『オーシャンズ8』まで制作された人気シリーズに。現在、マーゴット・ロビーが主演を務める前日譚の企画も進行している。(編集部・市川遥)