菅田将暉、チェロの弾き語りに初挑戦 クランクイン数か月前から練習
映画『銀河鉄道の父』(5月5日公開)で菅田将暉がチェロの弾き語りに初挑戦した映像が公開された。
本作は作家・宮沢賢治が実は「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の人々を描いた門井慶喜の同名小説を映画化。『八日目の蝉』などの成島出監督がメガホンを取り、賢治の父・政次郎を役所広司、賢治を菅田、賢治の妹・トシを森七菜が演じている。
公開されたのは、自分の生き方を見つけ、ようやく歩きだした賢治が父・政次郎や弟に見守られながら、生き生きとチェロを演奏するシーン。賢治がチェロの弦を鳴らすと、その音色に聴き入っていた人々も一緒に歌いだす。
曲は宮沢賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」。2021年に開催された東京2020オリンピック閉会式のフィナーレで使用されたことも記憶に新しい。
本作でチェロに初挑戦した菅田はクランクインする数か月前から練習を始め、弾き語りを披露するまでに上達したという。演奏を終えた菅田は「とても難しかったですが、楽しかったです!」と達成感にあふれた様子を見せた。実際に撮影本番で演奏を聴いた役所も「見事でした。感動しました」と賛辞を贈った。(大倉雅人)