『トランスフォーマー/ビースト覚醒』監督、ミシェル・ヨーのエアレイザーに大満足!映画での活躍を予告
映画『トランスフォーマー』シリーズ最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(8月4日全国公開)を手掛けたスティーヴン・ケイプル・Jr監督がリモートインタビューに応じ、第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが声を当てる新キャラクター・エアレイザーや、本作で描かれるアクションについて語った。
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アニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」(1997)で活躍した、ビースト戦士たちが実写デビューを果たす本作。あらゆる星を食い尽くす最強の敵・ユニクロンが迫る1994年の地球を舞台に、オプティマスプライム率いるオートボットが、オプティマスプライマルらマクシマルズのビースト戦士と共に立ち上がる。
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、アジア人初となるアカデミー賞主演女優賞に輝いたミシェル。彼女が担当するエアレイザーは、ハヤブサの姿をしたマクシマルズのトランスフォーマーで、予告編では、地球や人間に不信感を抱くプライムに「共に戦わなければ全滅よ」と共闘を促す。
ケイプル・Jr監督は「オスカー受賞前にミシェルと仕事をしましたが、本当に素晴らしい経験でした」とミシェルの演技に魅了されたそうで、「彼女の声はエレガントで、アフレコ中も存在感がありました。力強く高貴なエアレイザーをスクリーンに登場させるために貢献してくれています」と太鼓判を押す。
ミシェル自身も楽しみながらエアレイザーを演じていたと、ケイプル・Jr監督は証言。「ミシェルの参加によって、フランチャイズ全体に新しい風が吹き込まれました。彼女が演じたエアレイザーは親しみやすいキャラクターになっていると思いますし、ネタバレは避けますが、観客がエアレイザーの虜になる活躍をするでしょう」と自信をのぞかせた。
ケイプル・Jr監督によると、ビースト戦士たちの参戦でアクションにも変化が見られるという。「トランスフォーマーたちの戦闘スタイルも、過去作とは少し異なります。撮影方法もそれに伴って変えてみたり、クレーンではなくステディカムを使って人間目線からアクションシーンを撮ってみたりしました。そうすることで、観客も映画の登場人物と同じ視点でトランスフォーマーの戦いを楽しむことができるので、過去作を研究しながら、どうすれば新しさを表現できるのか模索しました」
ちなみに、過去作を手掛けたマイケル・ベイ監督もプロデューサーとして名を連ねており、本作の撮影現場にも足を運んでいる。ケイプル・Jr監督いわく、ベイ監督の代名詞とも言える大量の爆破演出“ベイヘム”(ベイ監督とMayhem〈破壊行為〉を合わせた造語)も健在だといい、「間違いなく爆破シーンはたくさんあります。ベイ監督はそれ以外にも、VFXやトランスフォーマーのデザインなどに関してアドバイスをしてくれました」と明かしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)