「パリピ孔明」向井理主演で連続ドラマ化 フジで今秋スタート、役ビジュアル公開
「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の人気漫画「パリピ孔明」(原作・四葉夕卜、作画・小川亮)が、フジテレビの水10枠(毎週水曜22時~22時54分)で2023年秋に連続ドラマ化されることが明らかになった。主人公・諸葛孔明役は、俳優の向井理が務める。あわせて、向井が孔明の衣装に袖を通したビジュアルも公開された。
「パリピ孔明」は、現代の渋谷に若かりし姿で転生した三国時代の天才軍師・諸葛孔明が、歌手を目指す一人の少女を成功へと導いていくサクセスストーリー。原作は累計発行部数160万部を突破しており、2022年にはアニメ化もされた。
シリアスからコメディーまで、映画・ドラマ・舞台で幅広い役をこなしてきた向井。約3年ぶりのフジ連ドラ主演となる本作では、音楽で泰平の世を目指すパリピな名軍師役に挑む。台本を読んだ向井は、「実写にするにはハードルの高い作品。どう撮るのか難しい分、面白いと思いました。実際にアーティストの方々にも出て頂くことで、リアリティーも増すと思います。そういったシーンをキャストの一人として初めて目撃できるというのはすごく楽しみです」と意気込みを述べた。
孔明の衣装を着用した向井は、「帽子の高さも含めると210cm近い。とにかくボリュームがあります。何度も衣装合わせを重ねて、ぜいたくな世界観を作れたと思います。(衣装は)重いし、暑くて大変ですが……(笑)」と心境を告白。「ドラマを通して音楽を聴いてもらえることで、改めて“音楽の持つ力”を感じて頂けると思います。そして、視聴者の皆さんには是非、“音楽”そのものを楽しんでご覧頂きたいです」と視聴者へメッセージを寄せた。
脚本は、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」や「監察医朝顔」シリーズなどのヒット作品を世に送り続ける根本ノンジ。演出は、King&Princeの楽曲「シンデレラガール」のMVなどを担当した渋江修平監督に決定。企画は映画『午前0時、キスしに来てよ』やドラマ「忍者に結婚は難しい」などの高木由佳、プロデューサーはNetflixシリーズ「First Love 初恋」などの八尾香澄が務める。
孔明役のキャスティングについて、企画の高木は「孔明は、凛(りん)としていて知的で、感情は表には出さないが、芯が強い人というイメージがあります。ギャグにはならず、華麗な衣装を着こなしながらも知性と聡明(そうめい)さを感じさせる演者は、向井さんしかいないと思いオファー致しました。孔明の衣装を着た時の向井さんは、キラキラしていてこの世に降り立った正に異次元のスターでした!」と向井の起用理由を説明する。
八尾プロデューサーも「無謀な挑戦ともいえる今回の作品を完遂するためには圧倒的に信頼できるパートナーが必要だと思い、主演の諸葛孔明役を向井理さんにオファーしました。諸葛孔明になった向井さんのスチールを撮影しながら、いよいよこの一大プロジェクトがスタートするんだと緊張しています。無口で不器用なワーカーホリック、偏屈で魅力的な脳外科医、聡明(そうめい)で頼れる防衛大臣に続く、新しい向井理を是非、楽しみにしていてください!」と“向井孔明”に期待を寄せた。向井のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
向井理(諸葛孔明役)
──オファーを受けての率直な感想
「久しぶりにフジテレビの連続ドラマに出演しますが、フジテレビ作品にはいろいろと思い出もあり、特別な思いがあります。また、今回ご一緒させて頂くプロデューサーをはじめスタッフたちとの縁も感じ、引き受けさせて頂きました」
──台本を読んだ感想はいかがでしたか?
「実写にするにはハードルの高い作品。どう撮るのか難しい分、面白いと思いました。どういう描写にするのか、実際にどう撮影していくのか、楽しみです。また、このドラマは音楽をテーマにしている作品です。諸葛孔明が主人公のドラマではありますが、歴史もののドラマだけではありません。一人の軍師という名の戦略家が、アーティストを育てていくプロデュース・成長物語でもあります。実際にアーティストの方々にも出て頂くことで、リアリティーも増すと思います。そういったシーンをキャストの一人として初めて目撃できるというのはすごく楽しみです」
──諸葛孔明という役について
「今回のようなキャラの強い役をこの年齢になって演じることがなかなか無いので……思いっきり楽しんで演じたいと思っています。登場する計略や戦術について書かれている本などは読むようにしていますが、一番大事なのは、脚本で表現された世界を読み込み、さらに面白くすることだと思います。特別に役作りをするというよりは、台本に向き合い、理解を深め、諸葛孔明という役をいかに自分のものにするか、どう表現するのか、何が一番ベストなセリフの出し方なのか、考えて演じたいと思っています」
──実際の衣装を着用してみての感想
「帽子の高さも含めると210cm近い。とにかくボリュームがあります。何度も衣装合わせを重ねて、ぜいたくな世界観を作れたと思います。孔明という役を、いかに説得力を持って表現するか。衣装やメークの力を借りて、作っていきたいと思います。(衣装は)重いし、暑くて大変ですが……(笑)」
──視聴者の皆さんへのメッセージ
「転生モノであることや、『パリピ孔明』というキャッチーなタイトルからはイメージがつきにくいかもしれませんが、原作や脚本で描かれているのはすごく芯の通った物語です。一人の歌姫がプロのアーティストへと成長する姿は、三国時代、戦いの中、孔明の主君が成長していく部分ともリンクしていると思います。また、ドラマを通して音楽を聴いてもらえることで、改めて“音楽の持つ力”を感じて頂けると思います。そして、視聴者の皆さんには是非、“音楽”そのものを楽しんでご覧頂きたいです」