『グランツーリスモ』ハリウッド映画版、特報公開！『第9地区』監督が実話を映像化

　人気ゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話を、『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督が実写化したハリウッド映画『グランツーリスモ』の特報が2日、全世界で公開された。日本公開は9月を予定している。

【動画】ゲームプレイヤーから本物のレーサーへ！『グランツーリスモ』予告編

　1997年にPlayStation（R）用ソフトとして誕生した「グランツーリスモ」は、実在する自動車メーカーや多様なサーキットを再現し、本格的なカーレーシング体験を可能にした人気ゲームシリーズ。全世界での累計売り上げ本数は9,000万本を突破している（2022年11月16日時点）。

　主人公は、「グランツーリスモ」のプレイに夢中な少年・ヤン。父親に呆れられるほどゲームに明け暮れるヤンは、ある日、世界中のすご腕ゲームプレイヤーたちを、実際の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するプログラム「GTアカデミー」に参加することに。アカデミーを立ち上げたひとりの男、プロゲーマーたちの指導を引き受ける元レーサー、百戦錬磨のトッププレイヤーが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、各々の希望や友情、葛藤と挫折が交錯するなか、やがて運命のデビュー戦当日がやってくる。

　特報では、「グランツーリスモ」のゲーム映像と実際のレースシーンを交えながら、プロレーサーへの過酷な道のりの一部が映し出される。『第9地区』『チャッピー』といった近未来SFを数多く手がけてきたブロムカンプ監督による、手に汗握るリアルなレーシング描写に期待が高まる。

　主人公ヤンを演じるのは、A24ホラー『ミッドサマー』のアーチー・マデクウィ。その他、GTアカデミーを立ち上げる男・ダニー役で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのオーランド・ブルーム、ゲームプレイヤーたちを指導する元レーサー・ジャック役でドラマ「ストレンジャー・シングス」シリーズのデヴィッド・ハーバーが出演している。（編集部・倉本拓弥）