新田真剣佑、ハリウッド実写『聖闘士星矢』USプレミア出席「こんな日が来るとは」
俳優の新田真剣佑が、現地時間10日にアメリカ・ロサンゼルスのアカデミー・ミュージアムで開催されたハリウッド主演作『聖闘士星矢 The Beginning』(日本公開中)のUSプレミアに出席した。
ハリウッド版『聖闘士星矢』星矢VS鳳凰星座のネロ!新田真剣佑のバトル映像
主演の新田がプレミア会場に到着すると、周囲からは万雷の拍手と大歓声。会場に集まったファンのなかには、キャラクターのコスプレを楽しむ人もおり「『星矢』のアニメを見てきた私達は、いつかこんなことが起こるんじゃないかと待ち望んでいました。だから映画が出来て、それを実写で見られるというだけで、それは待ち遠しいことです。それが私たちの喜びなのです!」と興奮した様子で語った。
会場にはさらに、ショーン・ビーン(アルマン・キド役)、ファムケ・ヤンセン(グラード役)、マーク・ダカスコス(マイロック役)、ディエゴ・ティノコ(ネロ役)、マディソン・アイズマン(シエナ役)、ニック・スタール(カシオス役)、そしてトメック・バギンスキー監督らも集結しイベントを盛り上げた。
新田は、「いつかこのような日が来ると思っていましたが、こんなに早く来るとは、思っていなかったので、とにかく幸せな気持ちでいっぱいです」と感慨深げに語ると「原作を知っている方、知らない方問わず、楽しんでいただける作品になっていますし、知らない方でも良い“イントロダクションフィルム(入門編)”になっているので、楽しんでいただけると思います。すでに日本では公開しているので、まだ観ていない方、是非劇場でお待ちしております!」とメッセージを送った。
多くのキャスト陣とバギンスキー監督は、先日行われたジャパンプレミアで来日。「漫画の作者である車田正美さんとついにお会いすることができました。それは、とても感動的な出会いでした。なぜなら私は、7年間この作品に取り組んできて、ようやく作者と直接会うことができたからです。そして、そこにいるファンの皆さんや、この映画を長い間待ち望んでいた人達に会えたことも、とても素晴らしかったです!」と振り返ったバギンスキー監督は「日本の皆さん、僕たちはもっとこの作品を作り続けたいです。そして『聖闘士星矢』の世界からもっとたくさんのお話を皆さんに届けたいと思っています!」と未来への展望を明かした。
また、ショーンも「妻も僕もとても日本が好きなので、今年中にもう一回行こうと思っています。とても素晴らしい国なのでもっと見てみたい、行ってみたいところがあります。とても素晴らしい旅でした」と語り、ファンに向けて「映画を楽しんでもらえたでしょうか。まだ観ていない人は是非観に行ってください。とっても良い映画なので!」とメッセージ。ファムケも「日本の大人気アニメ(の実写版)がアメリカで作られたってことにとっても幸せで興奮しています。映画が成功するように一緒に祈っていてくださいね!」と呼びかけた。
また、初の来日だったというシエナ役のマディソンも「とても楽しかったです。また時間を見つけて行きたくて、その日まで指折り数えているような気持ちです。とにかく最高でした!」と日本愛を語り、ネロ役のディエゴも「日本はこれまで僕が訪れた国の中でも最も美しい国の一つでした。皆さんとても丁寧に対応してくださいました。素晴らしい人達と素晴らしい時間を過ごしました。絶対また行きたいです」とコメント。
さらにダカスコスは「もう映画を観てくれましたか? 私たちが愛をもって作ったこの作品を同じように楽しんで愛してくれたらうれしいです。コスモを燃やせ!」と作品のセリフを織り交ぜながらコメント。カシオス役のニックも「日本のファンの皆さん、アニメが好きでも、『聖闘士星矢』の歴史を知っていても、この映画はアニメに誠実に作られていると思います。先入観を持たずに観に行ってみてください!」と想いを語った。
漫画家・車田正美の代表作を実写化した本作は、地上の平和を守る女神アテナのために、聖衣(クロス)をまとい小宇宙(コスモ)を燃やして戦う闘士・聖闘士(セイント)たちを描くアクション大作。アテナの生まれ変わりの女性・シエナを守る使命に目覚め、地下格闘場の戦士から聖闘士となるべく戦う主人公・星矢をハリウッド映画初主演となった新田が演じる。(編集部・入倉功一)