シュワルツェネッガー、『ターミネーター』卒業を宣言「もう出ない」
俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(75)が、自身の代表作であるSF映画『ターミネーター』シリーズから卒業することを、The Hollywood Reporter のインタビューで宣言した。
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1984年のシリーズ1作目からT-800を演じてきたシュワルツェネッガーは、『ターミネーター2』の正統続編である最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)にも出演した。リンダ・ハミルトン(サラ・コナー役)、エドワード・ファーロング(ジョン・コナー役)といった当時のキャストも復帰したが、全米興行収入はシリーズ歴代ワースト2位と大苦戦。監督のティム・ミラーは続編の失敗を認めており、『ターミネーター2』のジェームズ・キャメロン監督も、シュワルツェネッガーの復帰は間違いだったとDeadlineで明かしていた。
シリーズの再リブート化も検討されている中、シュワルツェネッガーは「フランチャイズはまだ終わっていないが、私はもう出ない」ときっぱり宣言。「『ターミネーター』が違うテーマで進むことを世界が望んでいるのは、ハッキリとしている。誰かがいいアイデアを思いつかなければならない」と提言している。
「『ターミネーター』は私が成功できた大きな理由だ。だから愛おしさがある」と続けたシュワルツェネッガー。「最初の三作品は良かった。4作目は、私が州知事だった時だから出演していない。5作目(『ターミネーター:新起動/ジェニシス 』)と6作目(『ターミネーター:ニュー・フェイト』)はまとまりがなかった。脚本が良くなかったから、そうなることはみんな事前にわかっていた」と酷評された2作品についても言及した。
ちなみに、『ニュー・フェイト』で約28年ぶりにサラ・コナーを再演したリンダも、映画公開後に「今後(サラ・コナーとして)戻らないことが幸せなのかもしれない」とシリーズ卒業を示唆。ジョン・コナー役のエドワードは、『ニュー・フェイト』での出演シーンに「がっかりだった」と告白している。(編集部・倉本拓弥)