「サンクチュアリ-聖域-」最強無敗の静内を演じているのは元力士!
Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」で、最強無敗の力士・静内を演じた住洋樹に注目したい。
【画像】 すごすぎ!「サンクチュアリ -聖域-」力士役のキャストたち
本作は、神秘のベールに包まれている大相撲を舞台にした人間ドラマ。カネのためだけで大相撲に一切興味ナシな新人力士・猿桜(一ノ瀬ワタル)は、稽古もサボり気味で先輩には盾突きまくり、力士としてデビューするや否や「角界ぶっ壊す!」と宣言。神聖な土俵の上でド派手な勝利のポーズを決めるなど、その破天荒すぎる姿はたちまち角界の批判の的となる。
主人公・猿桜に立ちはだかるのが、最強無敗の静内。力士たちを圧倒するフィジカルで、顔にいわく付きの火傷痕を持つミステリアスな役どころだ。製作陣は、言葉を発さない役であることに着目。国内に限定することなく、海外のエージェントにも協力を仰いで静内探しを行った。
アメリカでスモウレスラーを供給するエージェントに所属していたのが、身長193cmの元力士・飛翔富士こと住洋樹。引退後、活動の拠点をアメリカに移していた住は、飲食店を経営したり、WWEにレスラーとして参戦したり、映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(9月22日公開)に出演とさまざまな顔を持つ。
日本に帰国中だった住に、本作のスタッフは会い、出演を即オファー。劇中、得体のしれない存在感を放つ静内役が決定したことで、制作チームは「この作品はいける」とあらためて確信したという。なお、静内の左頬の傷は特殊メイクである。
また、猿将部屋の力士で、故障に悩まされる猿谷役を元幕下力士・千代の眞 賢澄こと澤田賢澄が担った。現役時代は怪我に泣いたとのことで、今回の役どころは彼自身と重なって感慨深いという。さらに、猿河(義江和也)と一緒になって猿桜をイビる高橋を演じたのは、お笑い芸人のめっちゃ。彼もまた安大ノ浪 亮の四股名を持つ元力士である。(編集部・梅山富美子)