「鎌倉殿の13人」善児役・梶原善、思わず涙!盟友・三谷幸喜に感謝
俳優の梶原善が23日、帝国ホテルで開催された第41回向田邦子賞贈賞式に出席し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本で同賞を受賞した三谷幸喜に喜びの涙を見せる一幕があった。
梶原は、三谷が脚本を務めた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、伊東祐親(浅野和之)、梶原景時(中村獅童)、北条義時(小栗旬)らに仕え、殺しなど汚れ仕事を請け負う善児を演じ、“アサシン善児”としてSNSなどでも大きな反響を呼んだ。
この日は三谷の受賞を祝福するために、「鎌倉殿の13人」のキャストが集結。小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、坂口健太郎、瀬戸康史、菊地凛子、山本耕史、中川大志、佐藤B作、草笛光子、生田斗真、佐藤浩市、大泉洋、浅野和之、堀内敬子、相島一之、宮澤エマ、堀田真由、南沙良、野添義弘、新納慎也、栗原英雄、柿澤勇人、福地桃子、山本千尋、きづき、西本たける、作曲家のエバン・コールらが駆け付けた。
その中でスピーチした梶原は「僕が役者としてこんなに力を抜いて演じたことがない役だったのに、自然に皆さんから評判をいただいて……」と語り出すと言葉に詰まり、顔を覆う。
それでも梶原は懸命に「でもそれは僕の実力ではなくて、三谷さんの脚本が役を引き立たせてくれるように書いていただけているから」と言葉を紡ぐと、三谷は「泣いているの?」と声をかけた。
三谷の言葉に会場が和むが、梶原は「ごめんなさい。57にもなると涙腺が緩んでしまって、三谷さんが(壇上に)いるだけでも目が湿ってきてしまって」と涙をこらえると「善は人まえで泣いちゃいけないって昔から言われていたんだけれど」と照れ笑い。
その後も梶原は「僕は38年間三谷さんと一緒にやっていて、十分三谷さんにはいい思いをさせてもらったので」と話を振りつつも「もういいよとは言わずに、これからもよろしくお願いします」と盟友である三谷への感謝と共に、今後の三谷作品への出演をアピールしていた。(磯部正和)