『ワイスピ』最新作の超イケてる車内すり抜け映像、どうやって撮影した?
日本でシリーズ最高のオープニング興行成績(9億9,200万円)を記録し、週末映画動員ランキング初登場1位の大ヒットスタートを切った『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)。予告編などにも少し映るレース開始前のシーンで一際目を引く、4台の車内をカメラが連続ですり抜ける映像は、どうやって撮影されたのか?
【動画】ちらっと映る!『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』予告編
大人気カーアクション映画シリーズ10作目となる最新作。10年前にドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちが倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ(ジェイソン・モモア)が、ドミニクから全てを奪うため次々と愛するファミリーに襲いかかる。『トランスポーター』シリーズのルイ・ルテリエ監督がメガホンを取った。
シリーズおなじみの改造車集会やレースシーンは、本作にも登場。最狂の敵ダンテとドミニクらがスタート位置についたとき、横並びの4台の車内をカメラが一気にすり抜ける、ひとつながりの印象的なカットが映し出される。
ルテリエ監督が撮影中に思いついたという、特別なカメラショット。アイデアを実現するために撮影監督のスティーヴン・F・ウィンドンはカメラの各チームと協力。モノレール上に設置した電気モーター付きのソリ型の土台の上に、専用のリグとカメラを備え付け、4台の車の中をカメラが滑空するようにすり抜ける。結果、これまでに見たことがないような、革新的な映像を作り出すことに成功した。
シリーズ最終章の始まりとなる『ファイヤーブースト』。悪役ジェイソン・モモアの怪演や超ド級のサプライズなど話題は尽きない。(清水一)