クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』米ではR指定に
クリストファー・ノーラン監督の新作映画『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』が、レイティングを決定するMPA(モーション・ピクチャー・アソシエーション)からR指定を受けたと The Hollywood Reporter ほか各メディア報じた。
ノーラン監督の作品は、多くがアメリカではPG-13指定で公開されており、R指定での公開は『インソムニア』(2002)以来、およそ20年ぶりになるという。
また本作の上映時間は、ノーラン映画史上で最も長く、3時間近くになるとノーラン監督自身が Total Film に語っている。さらに長年の蜜月関係にあった米ワーナー・ブラザースから離れてユニバーサル・ピクチャーズと組んだ作品でもあり、全米公開は7月21日を予定している。
本作は、ピュリッツァー賞を受賞した伝記「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基に、ノーラン監督が「原爆の父」と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを描く最新作。キリアン・マーフィがオッペンハイマーを演じ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらオールスターキャストが脇を固める。
劇中では、人類最初の核実験「トリニティ実験」が描かれる予定で、実写撮影にこだわるノーラン監督は核爆発描写をCGなしで再現していると Total Film に語っている。(編集部・入倉功一)