『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』大ヒット!前作の3倍以上のオープニング興収を上げる
全米ボックスオフィス考
先週末(6月2日~6月4日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が興行収入1億2,066万3,589ドル(約169億円)を上げて初登場1位に輝いた。前作のオープニング興収の3倍以上を上げる大ヒットスタートだ。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)
同作は、時空のゆがみによって別次元のスパイダーマンたちが集結した世界を舞台に、スパイダーマンの力を得た少年マイルスの成長を描いた『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の続編。前作のオープニング興収は3,536万3,376ドル(約50億円)で、口コミの良さで最終興収1億9,024万1,310ドル(約266億円)を上げるヒットとなったが、今回は初っ端から飛ばしている。加えて批評家及び観客からは前作に匹敵する高評価を得ており、今後どこまで数字を伸ばすのか楽しみなところ。
2023年公開の映画では、アニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(オープニング興収1億4,636万1,865ドル・約205億円)に次いで第2位となるオープニング興収となっている。
公開2週目のディズニー実写版『リトル・マーメイド』は興収4,138万5,711ドル(約58億円)でワンランクダウンの2位。前週比56.7%ダウンだった。3位には、スティーヴン・キングの小説を基にしたホラー『ザ・ブギーマン(原題) / The Boogeyman』が興収1,235万6,486ドル(約17億円)で初登場となった。(編集部・市川遥)
6月2日~6月4日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
2(1)『リトル・マーメイド』
3(初)『ザ・ブギーマン(原題) / The Boogeyman』
4(3)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
5(2)『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
6(4)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
7(6)『アバウト・マイ・ファーザー(原題) / About My Father』
8(5)『ザ・マシーン(原題) / The Machine』
9(8)『ユー・ハート・マイ・フィーリングズ(原題) / You Hurt My Feelings』
10(7)『カンダハール(原題) / Kandahar』