声優・高橋李依、ウクライナ発アニメ映画でヒロイン役に決定 主人公はINI高塚大夢
アニメ「推しの子」の星野アイ役などを担当する声優の高橋李依が、ウクライナ制作のアニメーション映画として日本初の劇場上映作品となる『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』で、INIの高塚大夢(「高」は「はしごだか」)演じる主人公・ルスランと恋に落ちるヒロイン、ミラの日本語版吹替声優に決定した。また、公開日が9月22日に決定し、特報映像も公開された。
【動画】『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』特報
ウクライナのアニメーションスタジオAnimagradが制作した本作は、お互いの素性を知らぬまま身分違いの恋に落ちた、騎士に憧れる役者のルスランと王女ミラが、本当の愛と自由のために悪の魔法使いに立ち向かうファンタジーラブストーリー。
Elles Films 株式会社の粉川氏が、ウクライナの映画業界への貢献を目的に、ほぼ全財産を費やして日本上映権を購入。全国規模の劇場公開と日本語吹替版の制作を目指して開始したクラウドファンディングで、約700人から約950万円の支援が集まり、その盛り上がりを受けた各企業も本プロジェクトに賛同、製作委員会が発足された。
高橋が声を担当するミラは、悪の魔法使い・チェルノモールにさらわれながらも、ただ助けを待つだけではなく、自ら行動する強さを兼ね備えたヒロイン。高橋にとっても、ウクライナのアニメに触れるのは初めての体験だったが「一体どんな作品なのか……、難しい物語だったりするのかな……なんて思いも束の間。登場人物たちの豊かな表情、丁寧で細かい演出、見た人を楽しませる展開づくり……! 今作に込められたアニメーションへの熱量をダイレクトに受け取り、難しく考える必要なんてなかったんだなと。海を越えてやって来たエンターテインメントに胸が温かくなりました」と絶賛。「この作品から溢れるエネルギーが、たくさんの方に届くことを願っています」と呼びかけている。
特報映像では、ルスラン役の高塚とミラ役の高橋の声が初公開。「私の人生は私が決める」と自由を求め力強く宣言するミラと、「俺のこと、信じてくれないかな」と優しさあふれる声で手を差し伸べるルスラン。2人の真実の愛と冒険を描いた感動の物語を予感させる仕上がりとなっている。(編集部・入倉功一)